シュツットガルト・バレエ「眠れる森の美女」11/23 ソワレ(下)

もたもたしていたら、もうオネーギンだ・・・。

今更だけど、第3幕。ですます、だ・である、がいつも以上に入り乱れた文章だけど、そのままいっちゃいます。

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幕が開いて、またしても思わず息をのみました。第一幕の淡くロマンティックな色合いと打って変わって、第3幕は、成熟をイメージさせる原色に近い色合いに。床にはレッドカーペットが敷かれ、2階のバルコニーからは、
劇場の緞帳のようなのカーテンが。結婚式ということで、白いキラキラした感じになるかと思ってたので
ダークレッドを基調とした舞台にはびっくりさせられました。確かにそういうゴージャスさの表現もアリだと。
人々の服装もどことなくエキゾチシズム漂う鮮やかな色彩に溢れている。しかし、あれだけ沢山の人が色んな色の服を着ているのに、トーンが統一されているからだろうか。鮮やかなんだけど、シックで洗練された雰囲気を漂わせている。あと照明も蝋燭風のものがともされていて、全体のイメージとしては夜会・舞踏会が行われそうなかんじ。ロイヤルやオペラ座とは違う、こういうゴージャスさもいいな、と思いました。

そして、オーロラとデジレ王子2人の登場は2階から!まさに本日の主役に相応しい、印象的な位置からの登場だった。これは、この版ならではだよねえ。。その後は、様々なディベルティスマンが繰り広げられる。すでに忘れてしまったものも多いけど、印象に残っているものだけでもメモ。(もう~、、だから早く感想書きたかったのにー)

まずびっくりしたというか笑ってしまったのが、4人の求婚王子が、この結婚式にも参加していること!
「袖振り合うも多生の縁」・・・とは、ちょっと違うけど、どたばたに巻き込まれて一緒に100年近く眠らされる。目覚めたときには、いつしか固い連帯感が。「目も覚めて、めでたいついでですしどうぞよろしければ、姫の式にご参加下さい」って流れ!?1幕では、結構けん制し合っていた王子たちが、仲良く参列し、踊っている。オーロラたちの左右脇に、ちゃんと席も用意されていた・・・気がする。座って観覧したり、時には席をたって、2階バルコニーを歩きながら、他の人の踊り、式の様子を眺めたり。

式の主役(オーロラたち)、参列者、みたりみられたり、出し物をやったり、という関係がなんだか、本当の結婚式みたいで、これもまた新鮮だったー。

出演者も盛りだくさん。一番印象に残っているのは、猫の踊り。いつもなら、「はいはい頑張ってるねー」とわりとクールに流してしまうのに、今回のは、ユーモアがあって、文字通りパンチが利いてて、すっかり楽しんでしまいました。マイベストです。絶妙の間で、頭をばちこーん!可笑しかったなー。

それから宝石の踊りでは、1幕でも目立っていた赤い衣装(だったかな・・?)の人がここでも、微笑ましくなるぐらいアクセントをきかせて踊ってました。アリ・ババと称して海賊風の衣装・踊りの人がいて、これもまた新鮮でよかったです。色白だったなー。アリババの人。

そして主役二人のGPPD。他の人たちが色の洪水、なのにこの2人は、白とパステルカラーを基調とした、ピュアなイメージの衣装。こういう浮き立たせ方もあるのかーと本当に感心しました。アマトリアンの調子がよくないのか、2人の息が合わないのか、一部どきっとさせられる部分もありましたが楽しませてもらいました。

そして、エンディング。カラボスが登場するんですよねー。階下の大団円を見下ろし、虚勢を張りつつも、人間的な感情を滲ませながら何ともいえない表情で去っていく。そのコントラストが見事でした。ジェイソンは、肩幅ががっちりしているから、後姿などは、腰から肩にかけての逆三角形がすさまじく、それだけで「異形の人感」がありありと伝わってきちゃうんですよねー。ほんと魅力的でした。


今年は、私のバレエ鑑賞史(大げさ?)において、眠れる・・・に開眼した年として、記憶に残されるものと思われます。ロイヤルもシュツットも、それぞれのよさがあって、眠りの魅力はおろか、バレエの奥深さも再認識した次第。


ひとまず、以上で完結となるけど、まだまだ想いは熱いので、ぐだぐだ雑談レベルの感想を後日書ければいいなー。

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シュツットガルト「眠れる森の美女」11/23 ソワレ(中)

続きです。バランキエヴィッチのカラボスは、どうだったんだろう・・・と思いつつ。。。
やっぱり、記憶が薄れてる~。ついでに眠い・・・。

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ここでは、舞台照明に魅せられました。カラボス以外の、お城の人々にくすんだ黄色?セピア色の照明が当たってて不穏なムード、さっきまで舞台上を活き活きと闊歩していた人々に単色系の照明をあてることによって背景と化し、眠りにつく状態がうまく表現されてて・・・。特殊照明によって、毒々しい色合いのカラボスと、モノトーン調のお城の人々たち、という対比が際立だっていました。このシーンでは、「照明でこういう効果を出せるんだ~」とただただ感心していたので、他の細かい部分をあまりきちんとみれてませんでした。ただ、ここでもカラボスは役者でした。

休憩が終わり、いよいよ王子登場の幕。骨組みとなるセットは同じですが、ここでは時の経過を示すがごとく、枯れた蔓バルコニーを覆っているとうい風情。先が春なら、こちらは秋といった感じ。(ただ、なぜかこの幕では「絵じゃん!」と笑ってしまいました。)照明もいささか異なっているよう。もちろん登場する人々の衣装も違います。

そして、待ちに待った、バランキエヴィッチの登場~!
・・・いやーん、、格好良い~!でも。王子っぽくない~(笑)→良い意味で。
衣装は、当時の乗馬・野遊び用といった感じで装飾も少なく、髪型もクラシックバレエの王子様にしては、すごくナチュラル。前幕での鬘を見慣れた目では、ことさらそのように感じます。
踊りだしても、つむじ風のように勢いがあって、回転も綺麗だし、「ああ、素敵・・・」と。コールドの人たちがぐらぐらっとなってた(←見た目が格好良いので全然許す)ザンレールもびしっと決めてくれる。これまでどちらかというと演出や装置の仕掛けに圧倒されっぱなしだった私も、このあたりで、純粋にダンスがもたらす喜び、をようやく感じ始める(これまでが駄目だった、とかいうんじゃなくて、あくまでも印象の問題で。席も3階だったし、、)。

ただ、ここのバレエ団の人(といっても3年前ぐらいのフォーゲルしかみたことないけど)が踊るプティパ的純クラシックを見た際に感じる不思議な印象を、バランキエヴィッチに対してもちょっと抱きました。なんだろう~。上手く言葉がでてこないのですが、クラシックの様式性というのか、古典芸能的な様式美の織り交ぜ方が薄い、とでもいうのだろうか?王子歩き振る舞いも、そんなにしないし(どちらが良いか、という話をしてるわけじゃないです♪)。だから、ロシアやフランスのデジレ王子とは随分趣が異なるし、やっぱり基本はクランコ作品や物語バレエを踊る人達なのだなあ、という気はするけどこれはこれで素敵。

そんで、オーロラの幻影を追い求める場面に出てくるコールドは、クラシックチュチュじゃなくて、色あせた葉っぱの模様が入った、シンプルなドレス。このあたりのバランキエヴィッチは、王子様というより、ロマンティックな青年といった風情(笑)。そして、この幕でもカラボスが活躍。結構しっかり戦います(うう、記憶があいまいに)。布をうまく使って王子がマントで縛り付けられ苦しんだり、、。で、ここからオーロラを見つけ出して、カラボス退散~までのシーンはもっと劇的に盛り上がるのかと思いきや、なんか展開がスピーディー&見所沢山(カラボス、王子、リラ、舞台装置、どれも目が離せない)で、全ては把握しきれず、気がついたら、オーロラが救われてた、といった状態(笑)。うろ覚えだけど(涙)、ジェイソンの退散シーンも、舞台と2階、縦横に行き交い、本当に個性的で見所たっぷりだった記憶があります。もっと色々思ってたことがあったんだけど、思い出せません。

眠い・・・。ので、最終幕は明日。おやすみなさい~。

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シュツットガルト「眠れる森の美女」11/23 ソワレ(上)

2週連続の週末フルスロットル労働(起床時間がいつもより早い・・・)。その合間に生じた一日だけの休日。当初は今日も仕事でつぶれる予定だったので、まずは無事観られる感謝の気持ちでいっぱいでした。
しかし、休みだーと気を抜いたのがいけなかったのか、疲れが抜けず起きられなくなり、ぎりぎりの時間に家を出て、ドリンク剤でエネルギーチャージ!(おやじ・・・)して、鑑賞に臨みました。

本当に楽しめました!まずは舞台装置。オペラ座の豪華絢爛さ、ロイヤルの典雅な雰囲気とも、また一味違う秀逸さに目をみはりました。このバレエ団の個性に合った、軽やかさとロマンティックな雰囲気(三幕は重厚でヨーロピアンな色使いだけど)。骨組みはシンプルながら、植物や装飾で時の経過や物語が効果的に表現されていて、フォーゲルが「この眠りは、世界一」(NBSのHPインタビューか何かで読んだ記憶が)と言いたくなる気持ちも頷けます。

コの字型で、脚がアーチ上のバルコニー(という表現でいいのかな?建築に詳しくないから、表現できない)が中庭(舞台)を取り囲むように立っており、これが全幕を通した舞台装置のベースに。幕が開けた瞬間の印象は、「あら、こじんまりしてるけど品が良くて可愛らしい」といったもの。しかしこの装置がなかなかのデキるやつで。2階建てで、階段で上と下が行き来できるようになっており、これが舞台の演出に厚みと立体感を生み出していたように思いました。

プロローグは、建物の白さにブルーをベースとした衣装が映えてとてもフレッシュな感じ。3階センター席で鑑賞したのですが、遠近感がおかしく思えるぐらい、男性陣の背が高くスタイルの良いこと・・・!「これが噂のシュツット男性陣か~」と、のっけからテンションがあがりました。そのうち妖精たちも出てきて、より華やかさを増します。赤い衣装の人(あれは、何の精だろう?)が(シュツットの中では)華奢なバレリーナ体型に、けれんみたっぷりの踊りで目立ってました。

そしてお待ちかねのカラボス!!!!登場の仕方からして印象的でした。2階にすくっと立っているのですが、装着したロングマントが、不穏な空気を放ちながら階下に垂れ下がっているのです。見た目もかなり個性的で格好いい。黒髪のロングヘアに歌舞伎のようなメイク、噂のロングマントを翻してステージ上へ。そこから目が離せませんでした。何かのリスト(パンフによると、招待名簿だとか)チェックし、おそらく自分の名前がないことがわかるとそれを破り捨て(放り投げ??)、かなりアグレッシブに踊りまくります。ジェイソン・レイリーがほんとによかった。これは彼の個性のなせる業なのか、この演出ならではのカラボスなのかは不明だけど、かなりキャラが立ってて人間的でユニークなカラボスでした。ほおにまとわりつく黒髪をかきあげ、怒りを爆発させ、針に刺されて死ぬ!の予言。「ふん!今にみてなさいよ!」といった蓮っ葉なセリフが聞こえてきそうなユニークでエネルギッシュな人物造形。まさにジェイソンの独壇場でした。男性が演じるからオネエMANな感じが出て、よいのでしょうねー。

そして、おなじみのリラの精の「死ぬんじゃなくて、眠るだけよ~ん」が終わり、通常なら幕間といったところ。「あんなに立派な(人が2階を歩けるぐらい)舞台装置をしょっぱなから作っちゃって、どうなるのかな?」と興味しんしんで見守っていると、よく場面転換時に用いられるような白っぽい幕状の布が下りて、その次は上から黒い布の塊が。「なんだろう?」と思っていると、なんと!カラボスのマントでした!黒い布が幕のように舞台全面を覆い尽くし、一面黒!の中央にカラボスが立って、その布を身に纏うことで、カラボスのマントが舞台全体を覆いつくす趣向に。すごすぎます~!! そして合間合間、カラボスが右に左にマントを手繰り寄せると、すくすくと育ち人形遊びに興じるオーロラ姫の姿を垣間見ることができるのです。今は元気だけど所詮はカラボスの呪いの手中にあるオーロラ、とう構図が上手く表現されてて、溜息もの。幕間でこんなに感心するとは思いませんでした。

そしていよいよ第一幕の始まり。プロローグで使われたバルコニーに淡いピンクの薔薇が茂り、背景には若々しい緑木が描かれています。群舞の子たちも、その淡いピンクと、品良くくすんだペールグリーンを基調とした衣装で、全体の統一感がセンス良くステキでした。瑞々しい若さを備えたこのバレエ団の個性にぴったりだと思います。

そして、アマトリアンが登場!可愛い~。ほんと、お姫様って感じです。ローズアダージオも色んな意味で見ごたえたっぷり。まずは4人の王子!これが東西南北の王子、という設定らしいのですが、それぞれ甲乙つけがたいキャラの立ちっぷり。背が高くて格好いい。私はその中でもブルーの衣装を着た(おそらく北か西の)王子が気に入りました。なんか応援したくなるかわいさです。
そして、この4人。オーロラが踊っている間やローズアダージオの最中、「お前には負けないぞ」みたいな感じで微妙にツンツンとけん制し合ってて!それがとても面白かったです。ローズアダージオそのものは、かなりドキドキ(笑)。王子と王子の入れ替わりのタイミングが電光石火すぎて・・・。アマトリアンはキープが苦手なのか、それとも調子が悪かったのか、、。一度かなり危ういタイミングのときもありました。サポート付きのピルエットもぐにゃっとしそうな時があったから、元々可動域が広いだけあって、キープするのが人より大変なのかしら?? 

そして、針を忍ばせた花束を携えてカラボスが登場。ボルドー色のマントで顔を身体を覆っています。針に刺されると、そのマントをさっと下ろし、黒ずくめのカラボスに! 黒いマントの裏地がボルドー色だったということなのかしら?この創意に満ちた早変わりにも感心させられました。

そして、ここから終幕までの舞台照明にもまたまたすごいな~と思わされます。

ああ、でも時間切れ。。明日も早いので、今日はこのへんで。。思い出しながら書いてると、1時間半ではこれだけしか、書けないな。。。

ただ、一つ言っておくと、私はもう、1幕の途中ぐらいから、「このカラボス、バランキエヴィッチで観たい!王子より、むしろカラボスの方がいい!」という思いで頭がいっぱいになってしまってました。ホント、24日行きたかったよー。。。仕事のバカ! 絶対にすごいと思う。また、王子とカラボス両方を演じるバランキエヴィッチ、さらにはジェイソンとバランキエヴィッチ、双方のカラボスの演じ方。これらを比較すると、絶対に面白いと思うのですが・・・。両方みる方がうらやましいです。両方みた方の感想をぜひ聞いてみたいもの。

では、おやすみなさい。。

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エトワール・ガラ終了/カーテンコールのメモ

ついに終わってしまいました・・・。
とても寂しいです。
バレエフェスにルグリ・ガラと、
夏は毎年のように何がしか思い出深い公演があるのが
通例となりつつありますが、
その中でも今回の公演は、特に忘れられないものになりそうです。
色んなことに感動しているんです。
今週は暇なんで、ゆっくり余韻にひたりながら
しみじみバージョンの感想をメモしたいと思います。

そ・の・ま・えに、
最終日のサプライズ!!!!
エトワール・ガラならではの、とっても小粋で斬新な演出!!!!
何がしかくる!とは思っていたけど、ああいう形だったとは!
ダンサー仲間同士の親密さと観客の熱をうまくミックスした
素晴らしい企み(笑)だったと思います。

以下は、後から余韻に浸るため、
カーテンコールの様子を急ぎメモ。
(しみじみバージョンではない)

mizukoさんに教えていただいて(ありがとうございます~!)、マチアス&ルグリ&マリ=アニエスの技名を修正しました。(8/14)

最初はこれまでどおりのカーテンコール。
私は位置的に丁度マチアスあたりの列の後方ブロックだったので
マチアスメインでオペラグラス越しの観察です。
まずマチアス。
7日マチネのアルブレヒトを引きずった(?)表情とはうって変わって
満面の笑顔で登場!
その後、所定の位置で、お利口さんなクラブ踊りをはじめます。
私と私の隣でみてた見知らぬオジサマは、
そのあまりのカワユさに、同時に吹き出し笑いをしてしまいました。
ユレル登場後は、ユレルと手をとりあって
すみっこのほうで優雅に社交ダンス♪
マチューは、マチアスよりももっとこなれた、
本当にクラブで踊るようなダンス。

そのあたりから、皆出てくるたびに、
(特に左側のフランスチーム)
何がしかのパフォーマンスをやってくれまして、
エレオノーラは、魅惑的な挑発ダンス&ポーズを披露。
(やっぱりこの人は天性の舞台人)
ペッシュも、何かペッシュっぽい格好良いことを、
ルンキナちゃんは、ピケターンで登場。
そしてその後出てきたお父さん(=以下、ルグリのこと。最大限の敬愛の意味を込めて、、)は、
ダンス組曲の一部をアレンジしたような
ノリノリのキレキレのダンスでご登場!
かなり素敵でした!チャーミング!
その様子をみて、マチアスたちは本当に嬉しそうな笑顔。
(お父さん、よくぞやってくれました!!!!・・・みたいな)
ジロもフェッテっぽいことをやってくれた気が。。
全員そろったところで、いつものようにカーテンコールを繰り返した後に、

(・・・このあたりから舞台上で同時多発的に色んな事が起こったので
記憶が間違っている可能性が・・・!私がみたのはごく一部・・・)

イリがしゅーっと前方真ん中に出てきたと思ったら
残りのダンサーがペアを組み、レヴェランス。
円状になって、社交ダンスが始まりました!
マチアス&ユレル、リアブコ&アッツォーニ、ルグリ&ルンキナ
ペッシュ&エレオノーラ、マチュー&ジロ という組み合わせだった記憶が。
その間、舞台下でスタッフが階段を設置しているな・・・と思ったら、
ダンサーたちが皆、階段を下りて
ジャニーズアイドルのようにわーっと客席に乱入!
握手したりハイタッチしたり、と通路を駆けていました。
そしてその後、ダンサーたちがそれぞれ1人ずつお客さんを
舞台上にあげての、社交ダンス大会!!!!
ひとしきり踊った後、やっぱり無理・・・と早々に降りてしまう方もあれば、
しっかり踊っている方もあり、
ルンキナと固い握手を交わしている方もあり、
・・・と、このへんは、舞台上が結構ハチャメチャになっていたので覚えていません。
ただ、お父さん(ルグリ)の動向をチェックしきれなかったのが
心残りです(笑)。→結構張り切ってやってくれそうだから

それが終了したと思ったら、技合戦になだれこみました!
マチアスとルグリのアラセゴン・トゥール競演(競争?)。
「世代から世代へ受け継がれる技の粋・・・・とても素敵な演出だわ☆」
と思ったのはほんの一瞬で、
マチアスの素晴らしさもさることながら、
ルグリも(もちろん)全然負けていません・・・・そして勝ちました(笑)!
マチアスがやめても、「まだまだいくぜ~」とぶんぶん回ってるルグリ。
(→この「勝ちました」って書いてるのは、単純に回数のことね。)
ルンキナが中央でフェッテをはじめても、まだ回っています。
素晴らしすぎます。ルグリ御大。

でも、普通は、ルグリ終了→「わーっ」と喝采→満を持してルンキナフェッテ
の流れだよね?
「う、打ち合わせ上は本当のところ、どんな感じだったのかな(笑)?」
心の中で爆笑してしまいました。
位置が中央じゃない分、余計に可笑しくて。。。
あとエレガントさと、行動の大人気なさ(良い意味で・笑)
のギャップも可笑しくて仕方がありませんでした。
でも、今冷静に考えると、美しい回転を延々と続けるあの若々しさ・・・。
やっぱりルグリはすごいなと感動しております。

そんで、ルンキナがフェッテしている間、
後方左で、マチューの袖をぐいぐいつかんで、
必死な表情でしきりに何かを話しかけているマチアス。
これもたぶん、打ち合わせ外の行動だよね(笑)。
何かが段取りどおりにいかなかったのかどうか、、。

1.「マチューも次、ピルエットやりなよ~」
2.「さっき、3人でやる約束だったのに、なんでやらなかったの~?」
3.「ルンキナに告白するなら、今しかないって~」(→冗談)


ぱっと思い浮かんだものはこの2つだけど、
当然なんだったのかはわかりません。
結局マチューは言うこと聞いてくれなかったようです。

なんせあの状態だったので、この2人のやりとり自体
私の見間違いかもしれず。
でも、オペラグラス越しにみた、マチアスの真剣な表情が忘れられなくて・・・。

その後はジロのアラセゴン・トゥール!
とにかくダイナミックですごかったということは覚えております。

その後は、側転だかバック転だか曲芸する人あり、
何かをする人あり、ととにかくにぎやか。
と思ったら、ダメ押しで、カラフルなテープと紙ふぶきが上から落ちてきて、
さらに大盛り上がり。
ダンサーの皆さんも手を振ってくれたり、
テープや紙ふぶきを客席に投げたりしてたのしんでました。
最後の最後、マチアスはカーテンで顔が隠れる直前に、
投げキッスをかましてました(笑)。


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反対側の(オジサマとは)隣に座っていた方々は
今日が始めてだったようで
「毎回こんな感じだったのかな?」と話していたので
「今日だけですよ!」と教えてさしあげたら、
とても喜んでらっしゃいました。

その後、エントランスにカメラを持って待機している人が
大勢いたので
「ああ、ロビーでレセプションでもやるのかなあ?」
と思いつつも、退出。
早い時間から友人と飲み始め、飲みすぎて、
眠れなくなり、今に至ります。

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エトワール・ガラ 8/10 Aプロ

2回目のAプロ鑑賞です。
やっぱり楽日ということもあってか、
今回の方が、よかったような気がします!

●ハムレット
パンフレットで場面設定を把握しただけでも、ずいぶん見方が変わりました!
(前が理解してなさすぎ、、なんですが)
またまた、心の襞を掬い取るようなアッツォーニの繊細な表現に
感動してしまいました・・・。
無邪気な可愛らしい恋心→悲しみ→深い愛情(これは、私の主観)
一人の人間に訪れる様々な感情を
見事に身体で表現していたように思います。
また、この愛くるしい無邪気さが、何となく物悲しさをも感じさせ、
みていて切なくなりました。
ストーリー知らないのに!


●ジゼル
ルンキナの繊細な(というか音がしない)ポワントさばきにまたまた感動。
もちろん上半身の動きも本当に美しくて、
こういうのをみると、ロシアのバレエも良いな~と思ってしまう。
(本来、あまり得意ではないんだけど)
ほんと美しいジゼル。
マチアスは、最終日のほうが、より気持ちが入っていたように思います。
バリエーションの詳細は、「ああ、跳んだ・・美しい・・」ってなノリで
真剣に観すぎて逆に覚えてませんが、
最後の倒れこむ部分、私が観た7日マチネとはちょっと違ってて、
正座せず、そのまま美しく倒れこむバージョンでした。
息も絶え絶え・・・風な感じも、うまいこと表現していたように思います。
この、どんどん吸収してモノにしていく感じが良いですね~(→私の主観)。
あーどの演目でも良いから、全幕でみたい!

●椿姫
前の日と比べて、どこがどう、というのはありませんでした。
堪能させていただきました。
誘惑したり、病をかかえた現実に立ち返ったり、、、
くるくる変わるエレオの表情がよかったです。
エレオも良いけど、ペッシュだって良い!・・・と私は思ってます。


●メリーウィドウ
7日に観たときよりも、ユーモアに磨きがかかっていて
さらに楽しめました。
詳細忘れちゃった。。。
これだけでもさーっと先にメモっておけばよかった。。
マリ=アニエスの衣装にも慣れました。
いかにもラコット!な、えらい細かいステップ(特にマチュー)と
回転が多い振り付け(マリ=アニエス、足入れ替えてたよね)
を2人ともステキにこなしていました。
マチュー、格好よかった。。。。

友達とも話してたんだけど、
各ダンサーの個性が出せる遊びの部分が結構あって、
(合間合間の演技、とかそういうことですが)
なおかつ華やかで、オペラ座ダンサーにぴったりの演目だと思うので
マリ=アニエスのためだけに作った、とパンフにはありましたが
他のダンサーが踊るのも観てみたいな~と感じました。

●ラ・バヤデール
私はツンデレ好きなのか!?
ニキヤの表現にしちゃあ、結構控えめな部類に入ると思うんだけど、
愛の喜びよりも、むしろ哀調が勝る
ルンキナのニキヤが案外気に入っちゃったみたいで。。
(たぶん、少数派だよね・・・)
愛を宣言したソロルの手をおさえる時の表情が
なんともいえなかったです。

●ロミジュリ
7日よりも、ユレルはよかったと思います。
マチューは、あのお衣装が肘下にかけてふんわり
ボリュームがあるからか、
彼の腕の長さ、手の大きさ・美しさが際立ってよかったです。
膝立ちして、ユレルと手を鳴らすシーンの
やんちゃな感じがツボです。素敵だったー。
ただ、一箇所だけ、ユレルに中に着ていた服を見られてしまうシーン、
友人が、「“あ、胸毛ばれた!”の意かと思った」
と言うもんだから(笑)、その発想が頭から抜けなくて、
そのシーンでは笑ってしまいました。。

●思いがけない結末
これは、Bプロの「トリオ」を観る前に、
しっかり観ておきたかった~!

●ベラ・フィギュラ
きました!きました!素晴らしかった~。
ギエムのような完璧な造形で踊られるキリアンも格別だけど、
この二人のも、本当に良いです。
2人とも決して超人的に恵まれた体格という訳ではないのに、
観客を惹きこむ、その表現力はすごいです。
事実、客席もわいてました!

●カンツォーニ
楽しめました!
ダレない程度の長さだったので、集中力も切れなかったし。
ペッシュもエレオも、7日より、こなれた感じ。
それが粋で親密な雰囲気を生み出しててよかったです。
こういう大上段に構えなくても楽しめるダンスもよいもんだ。

●ダンス組曲
今日は、演奏が気になってしかたがなかった。。。特に最後の章。
まあ、それはおいといて、ルグリ素晴らしかったです。
ルグリでこの演目がみられてよかった。

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8/9 エトワール・ガラ Bプロ雑感

今日も楽しかった~。
と、しみじみと幸せをかみしめております。

妙に目が冴えて眠れないので、つらつら思ったことを。

本日は特にアッツォーニに心奪われてしまいました。
私の眼には、天使のようにも聖母のようにもうつります。
ピュアさと慈愛に満ちた繊細な表現も素晴らしいな~と。
そんな彼女には白い衣装が本当によく似合う。
明日のAプロでは、集中して(笑)キリアンをみて、
さらなる彼女の魅力を堪能したいです。

あとはマチュー。
これは今日が、ってより昨日の「!」が続いている状態。
白鳥の湖よかったよー。
ぐっと洗練されたというか、表現に深みが増していたように思います。
王子目線であのアダージオを観たのは
私、初めてに近いかもしれません。
(「一年前と全然違うよ!ひゃー!目が離せない」と)
カノンももう一度みたいな・・・。

番外編(ってこともないけど)では、ルンキナ!
マノンを無事踊りきって、一気に緊張が解けたのか
カーテンコールで、ルグリに身を預けて
嬉しそうにしている様子が可愛くて可愛くて。。。
あと彼女は時折、所謂“レヴェランス”じゃなくて
素でおじぎをする時があって、それもちょっとツボなんですよねー。
明日バヤデールとジゼル、楽しみです。

スタンディングオベーションとブラボーが飛び交った昨日に比べると
(ブラボーの数=舞台の良さ、と単純には図りきれないけど)
今日の客席は少し大人しめだったかもー。
(というか昨日の反応がよかったのか!)
お客さんの数自体は今日の方が多かったようだけど。
ダンサーもちょっとお疲れ気味?と思わないでもない瞬間もありました。
私も疲れました(笑)。
でも、ラストのカーテンコール時の、
リラックスしつつも充実したダンサーたちの表情をみていたら、
明日はさらに良い舞台をみせてくれる。
・・・・そんな予感がしました。楽日だしね。

カーテンコールのマチアス、
挨拶をした後、一瞬リズムに乗って歩いてて、
茶目っ気たっぷりでしたねー。


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8/8 エトワール・ガラ Bプロ

素晴らしかったです!!

足を出した格好をしていたせいか
(せめてストッキングをはくべきだった・・・?)
日中、どんどん腰が痛くなってきて
今日も集中できないかもなあ・・・と半ばあきらめていました。
が、精神が肉体を超え(大げさ)、
超アドレナリンが出まくりの状態!
私自身ノリノリのキレキレで、舞台に集中することができました。
鑑賞のコンディションに差がありすぎるので、
純粋な比較はできないけど、
現時点では、AよりBの方がさらによかったと思いました。

マチアスの素晴らしさ、コンテ男性陣の研ぎ澄まされた踊り、
そしてジロの神々しさ、が特に印象に残っています。
特にマチアスは、、、もう、もう、、、恐ろしいぐらい。
改めて自分はマチアスのファンであることを確信しました。

以下、とりあえず走り書き!
ちゃんとしたのは2演目観てから!


●青い鳥メラニー・ユレル、アレクサンドル・リアブコ
→一番印象に残っているのはリアブコの腕の動き。


●「モーメンツ・シェアード」エレオノラ・アバニャート、マニュエル・ルグリ/ピアノ:上田晴子

エレオが美しさは、予想通りだったけど、
ルグリの素晴らしいことといったら!
指先から音楽が滴り落ちるかのような、
緻密でエレガントな踊りにうっとり。


●「白鳥の湖」 第2幕より(振付:M.プティパ/L.イワーノフ 音楽:P.I.チャイコフスキー)
スヴェトラーナ・ルンキナ、マチュー・ガニオ

見目麗しさの度合いはもちろん、ほんわりとした雰囲気も合っている二人。
虚ろで表情を容易には読み取らせない、ルンキナのオデットに
マチューの愛を請う姿が妙に切迫感があって、どきどきしてしまった。


●「ロミオとジュリエット」第3幕より 寝室のパ・ド・ドゥ
シルヴィア・アッツォーニ、バンジャマン・ペッシュ

上半身裸にタイツにブーツかい!と、最初はびっくりしたけど
それも最初だけ。
ノイマイヤーのロミジュリ抜粋は観た事あると思い込んでたけど
それはバルコニーだったんですね。寝室はもちろん初めて。
特にアッツォーニが素晴らしかった!
振り付けは、踊りと直情的な振り(演技)が交互に入る感じで
それが良い感じの緩急になってた。
他のロミジュリより、ちょっとアダルトな感じ。


●「カノン Canon in D major」
マチュー・ガニオ、アレクサンドル・リアブコ、イリ・ブベニチェク

超気に入りました。
瑞々しく、かつエモーショナルで。。。
様々な感情が織り込まれたダンスだと感じました。
マチューが美しい!!!!
(時折ユニゾンの振り付けが合わないとこもあったけど)
とにかくマチューの美しさばかり堪能してたので、
明日は他の人もみる!


●「瀕死の白鳥」
マリ=アニエス・ジロ/ピアノ:上田晴子

パンフレットを読んで、普通とは若干違う解釈で、、、という
刷り込みがあったので、「こういう感じか」と。
照明が暗かったです。


●「マーラー 交響曲第5番 アダージェット」(振付:J.ノイマイヤー 音楽:G.マーラー)
シルヴィア・アッツォーニ、バンジャマン・ペッシュ

苦手意識のあったマーラーを、集中して堪能できた!
ここでもアッツォーニが素晴らしい。


●「ドリーブ組曲」
エレオノラ・アバニャート、マチアス・エイマン

マチアスが素晴らしすぎて、感動してしまいました。
もう「微笑ましい」だなんて表現、彼には似合わない・・・ごめんなさい!
って思ったわ。
(もちろんまだ、「微笑ましい」演目も沢山あるだろうけど)
エレオの事もしっかりリードしてたし。
サポートが終わって、ポーズ!みたいなところで
必ずエレオの事をしっかり見つめるのよね~。
舞台上にエレオがいるときは、常に彼女の事を意識してて、
とても親密な空気が流れていました。
最後は満面の笑みで、二人頬を寄せ合って退場。
可愛らしかったです。

音をためて見栄をきる、
洒落た独特のケレンミも私は好きです。
この一年の経験を糧にし、自信をつけて昇り調子にある、
今、このときの踊りをみれて幸せでした~♪

超絶技巧が堪能できる唯一の演目、ってことも
あるかもしれないけど観客席も沸いていました。
今日はオペラグラスあり、でみたので、
明日はオペラグラスなしで、、、。

●「トリオ」
マリ=アニエス・ジロ、イリ・ブベニチェク、アレクサンドル・リアブコ

ジロが素晴らしかった。神々しかったです。
スカートの使い方がとても効果的。

●「マノン」第1幕第2場より パ・ド・ドウ
スヴェトラーナ・ルンキナ、マニュエル・ルグリ

なぜかオペラグラスが突然曇って、
100%は集中できず。。。。。。
明日しっかり観るつもり!


ちゃんとした感想は明日(か、あさって・・)。

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8/7 エトワールガラ・Aプロ【2】

8/8に微妙に追記しました。
⇒さらに、ちょこっとだけ追加。

●「ラ・バヤデール」第1幕より(振付:M.プティパ  音楽:L.ミンクス)
スヴェトラーナ・ルンキナ、バンジャマン・ペッシュ

イリかと思ってたら、バンジャマンが出てきてびっくり。
あと、衣装が白で「なぜ・・」とも。
ルンキナは、不思議ですねえ~。
ロシア~な様式美に満ちた表現とも違うし、
控えめだけど、お人形さんってわけではない。
しずしずひたひたと胸にくる感じでした。
ペッシュは、ルンキナと一緒だと体型が目立つけど、
表現に独特の陰影があって、
なんか目が離せないんですよね~。
踊りの詳細の感想はまたまた忘れたので、2回目をみてから。

書いてたら、だんだん眠くなってきた。。


●「ロミオとジュリエット」第1幕 より“マドリガル”(振付:R.ヌレエフ 音楽:S.プロコフィエフ)
メラニー・ユレル、マチュー・ガニオ

この出会いのシーンがみられるなんて、本当に嬉しかった!
ユレルは、緊張しているのか顔がこわばってて残念。
喜びを表しているつもりなんだろうけど、
ぎょっとしているようにしかみえなかったり、、
踊りは良くこなしてたとは思うけど、
映像でのルディエールの饒舌なポワントワークには及ばず、
そちらが懐かしくなってしまった。
マチューは、素敵!!!!
ハードな振り付けなんだなあ、、、というのは観てて
つくづく思い知らされたけど、
マチューなら、やってくれるはず!
なんかやっぱり一年前に観た時より成長している風に
思うんだけど、、、。


●「思いがけない結末 Unintended Consequence」 ※世界初演 (振付:J.ブベニチェク、マリ=アニエス・ジロ 音楽:E.クーパー)
マリ=アニエス・ジロ、イリ・ブベニチェク

ジロが格好よかった。
女神のような存在感。
振り付けはスタイリッシュな印象。
結構腰が痛くて、このへんは観る事に没頭するのが難しかったです。


おおお、さらに手抜きに・・・強烈に眠いから、残りは明日。。
⇒腰が痛くていまいち集中できないからミニミニ感想だけ。


●「ベラ・フィギュラ Bella Figura」(振付:J.キリアン 音楽:G.B.ペルゴレージ、A.ヴィヴァルディ)
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ

おーこれが、ベラ・フィギュラか~。キリアンだ~という感じ。
2人とも表現力がすばらしかったです。

●「カンツォーニ Canzoni」 ※日本初演 (振付:M.ビゴンゼッティ 音楽:N.ケイヴ)
エレオノラ・アバニャート、バンジャマン・ペッシュ

エレオの舞踊センスが炸裂していました。
たまらんかったです。
振付自体はよいのかわるいのかよくわからなかったけど。
ペッシュも陰のある表現がちょっと色っぽくて、よかったです。


●「バーンスタイン・ダンス」より“Part1 Wrong Note Rag”(振付:J.ノイマイヤー 音楽:L.バーンスタイン)
アレクサンドル・リアブコ

身体がキレキレで格好よかったです。
フランス人が洒脱に踊る感じでもいつか
みてみたいです。

●「ダンス組曲」(振付:J.ロビンス 音楽:J.S.バッハ)
マニュエル・ルグリ/チェロ:宇野陽子

さすがのルグリでした!
チェロの人のかけあいも、
初日よりはできていたのではないでしょうか。
昨日は演奏と演奏の合間に、はにかみながらも
アイコンコンタクトをとってらっしゃいました。
なんかその初々しい空気は、それほど嫌いではなかったです。

チェリストは、ルグリのオーラに圧倒されてる感じがしました。
ルグリがチェリストの方にがーっとターンで近づいてきたとき
ぶつかるわけないのに、少し身をすくめていたり。
まあ、本当に緊張してたんでしょうね。
で、ルグリもそのへん「シャイな日本人」として許容している感じで、
というより、カーテンコールの時とかにコミュニケーションをとることで
「舞台上ではダンサーと演奏家として対等な関係なんだから、
遠慮せず心を開いていいんだよ」と、
彼女に精一杯の歩み寄りをしているように感じました。
このへん、ルグリの度量の大きさを感じました。
カーテンコールでは、チェリストの方も笑顔で、
最後、ルグリはチェリストの方の肩を抱いて、
一緒に舞台袖にはけていく様が微笑ましかったです。

踊りの詳細に関しては、集中して見られなかったので
週末に観た際の感想を改めて。

ニコラでもみてみたいな~。


エンディング、サプライズがありそうでない、ことは友人から
聞いていたので、おだやかな気持ちで楽しみました。
マチューが曲に合わせて、クラブとかで踊るみたいな
身体の揺らし方をしており、
エレオとかジェレミーとかペッシュがやる分には
全然違和感ないんだけど、マ、マチューが、、、。
と、なんか観てはいけないものを観てしまった気分になりました(笑)。
格好よかったけど。
そして、その様子をみて、微妙に空気をよんで
身体をスイングさせようとしたりやめようとしたりする
マチアスも可愛かったです。

ルグリが長嶋終身名誉監督的な扱いになってるのがウケたけど、
(ルグリはばりばり現役だから、厳密には全く違うんだけど)
パンフレットにある
「我々の殆どが、彼のすぐ横でデビューをはたしています」
というペッシュの言葉に、本当にそうだよなあ、としみじみ納得。
改めてルグリに感謝!ですね。
あと今回頑張ってくれたペッシュにも、自分なりに沢山拍手を送りました。

7日を観て一番印象に残っていること、、、。
ちょっと他の人とずれるかもしれませんが、
私にとっては、マチアス&マチューの成長、でした!


コンディションを整えて、残りを楽しみたいと思います。

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8/7 エトワールガラ・Aプロ【1】

そんなこんなで平日マチネを観にいってきましたが
とても楽しかったです!
ただ、途中で腰が痛くなり、ちょっと集中力がそがれました。
平日マチネの開放感に誘われ、
昼食時につい、ビールを飲んでしまったせいで
薬を服用できなかったのがいけなかったのでしょう。
完全なる自業自得です。
休憩中にワインを飲んで、痛みをごまかしました。
あと腰痛ベルトもしないほうがよかったかも。
バレエの公演では、きちんとした姿勢での鑑賞はムリだから。。
(座高が高くなって、後ろの人の迷惑になる)

今日は、著名人系の招待日だったのか、
ぼけーっと座って開演を待ってるだけでも
ロックの布袋さん&今井美樹夫妻、桐島ローランド
佐伯チズ(色、白かった!)、西島千博さんとかをみかけました。
布袋&今井夫妻は、スーパーでの買い物風景をみかけたこともあり、
私にとって何かと縁のあるご夫妻です。

と、前置きはこのぐらいにして、、

:::::
実際に観る前からそう感じてはいましたが
「ああ、、、」という演目がなく、とても充実したプログラムでした。
アザーダンスやプレルジョカージュがなくなったときは、
かなりショックを受けましたが
興味深いものが色々みれたから、結果オーライさ!という気持ちでおります。
あと、演目ごとに可能な限りの舞台装置をつけてくれているところが
とても嬉しかったです。
今回は古典でもガラ抜粋とはいえ、ドラマ性を必要とする場面が多かったから
舞台装置があることで、こちらも物語の世界に入っていきやすかった気がします。


●「ハムレット」第2幕より パ・ド・ドゥ(振付:J.ノイマイヤー 音楽:M.ティペット)
シルヴィア・アッツォーニ、イリ・ブベニチェク

アッツォーニの表現力が繊細、かつ豊かでとても素晴らしかったです。
ノイマイヤーの語彙が完璧に身体の中に入ってて、
それに彼女のアーティスティックなセンスが加わると、
ああいう風に輝きを放つんだなあ・・・と。
ただ、私は全幕を観たことがないノイマイヤーの抜粋を観ても、
心の底からの感動、、とまではいけない性質なので(苦笑)、
(「何のシーン?何のシーン?」と、謎解きをしているような気持ちに・・・)
この作品の全貌が知りたい!そんな気持ちでいっぱいです。
シルヴィアとかも、全幕をDVDで観る前と観た後では、
全然感じ方が違ったし!

●「ジゼル」第2幕より(振付:M.プティパ、J.コラリ、J.ペロー 音楽:A.アダン)
スヴェトラーナ・ルンキナ、マチアス・エイマン

you tubeでみた愛らしい熱演が印象に残っていたマチアスのアルブレヒト。
楽しみ半分、お相手がルンキナだとどうなるの・・?日焼けは大丈夫?
と不安半分でおりました。
昨日観た友人から、「意外とおとなしい。色は結構白い」
という報告を受けた上での鑑賞です。
まず、ルンキナのジゼルが儚くて透明感があって、とても美しい。
ロシアガラのときにもみたけど、重さやぎこちなさを感じさせず、とても私は好きです。
このニュートラルな感じの踊りに、マチアスがどう絡んでくるのか?
が当初想像つかなかったわけですが、それほど、違和感を感じませんでした!
私にとって、これまでのマチアスには「微笑ましさ」がつきものだったので
「貴公子然とした」マチアスを観て、笑っちゃうかと思ったら、そうでもなく!
ファニーフェイスであることに変わりはないのですが、
なんか独特の、甘いロマンティックな雰囲気が備わっていて、
「こういうことか!」と合点がいきました。
(↑ダンマガのインタビューとか諸々に対しての)
練習して身につくものではないだろうから、
これも、彼の数ある資質のうちの一つなんでしょうねぇ。
踊りも、上半身の動きとか滑らかで綺麗だし、足も美しいし、
「ノーブル役もいけるー」と思いました。
ロミオとか、ぜひぜひ踊って欲しいですね。
そして、跳躍も高くて美しくて。。。
バリエーションは、踊りつかれて息絶えそうな雰囲気にはとうていみえない(笑)!
だから、、という訳ではないとは思うけど、
バリエーションの最後、「ずべー」っと倒れこむのではなくて、
正座風に座り込んで、その後徐々に倒れこむ、、という演じ方になってました。

美しい跳躍、瑞々しい踊り、、、
今のマチアスの良さを存分に楽しませてもらいました。
(とことん、若い子には甘い私・・・・。今回、サポートはちょっとどきどきした箇所があったかも。)
全幕を踊れば、当然踊りも変わるでしょうし、
その次のチャンスを心待ちにしています。
オペラグラスを使ったので、跳躍の高さは堪能できず・・・。
週末は、オペラグラスなしで。。


●「椿姫」第1幕より(振付:J.ノイマイヤー 音楽:F.ショパン)
エレオノラ・アバニャート、バンジャマン・ペッシュ/ピアノ:上田晴子

このシーンの音楽が大好きなので、
今回生で観られて本当に嬉しかったです。
マルグリットがアルマンの求愛を受け入れる、
艶やかで幸せに満ちたシーンと思っていたのですが
不幸の影というか、病魔の予兆が随所随所に表現されてて
「あ、こういう場面だったか!」と印象を新たにしました。
(映像、ちゃんとみてないから・・・)
もう一回みられるのが楽しみです。
後列ブロックからみてても、二人の息遣い・会話が
聞こえてくるようで、どきどきしてしまいました。


●「メリー・ウィドウ」 ※世界初演 (振付:P.ラコット 音楽:F.レハール 衣裳:P.ラコット)
マリ=アニエス・ジロ、マチュー・ガニオ

ゴージャスで、エスプリとユーモアの利いた演目でした。
マリ=アニエスの衣装は、黒を基調とした
ビスチェとクラシックチュチュの中間、みたいなチュチュ。
そんで髪飾りとかが大ぶりの石とかついてて、華やかでした。
胴まわりのカッティングが不思議な感じで、
ちょっと体型が良くなくみえてしまったのが残念。
センス良い!とは言い切れない微妙な衣装でした。
マリ=アニエスは、存在そのものが光輝いてるんだから
あんな個性的でごてごてした衣装にせんでもいいのに・・・・
マチューは、タキシード&タイツ。
こういう軽い洒落た演目だからなのか、マチューが成長したからなのか、
「天然王子」から大人の男に一皮むけた?と
感じさせる瞬間がありました。
私の中でルグリガラでの、「ボーっと立ってるだけで王子」が
超!印象に残ってたので、そんな風に思うのでしょう。
あれだけ本国で色々な役柄を踊ってるわけだから、
そんな一面があっても当然だよね。。
でも、基本は甘く美しく素敵なマチューでした。
(ジロと一緒だったので、ちょっと華奢にみえた)

途中で、実際にシャンパンの入ったグラスを乾杯!して
飲み干すシーンが2回挿入されたのですが、
そのときに、マリ=アニエスが、マチューと乾杯した後、
客席に向かっても乾杯してて(2回目はマチューも)、
客席がちょっと沸いてました。
どんな踊りだったかは、ちょっと忘れてしまったので
次みたときに。

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新国立劇場「ラ・バヤデール」/ザハロワ

5/18(日) マチネをみました。

今でも記憶に残っている部分をメモっておこうと思います。
細部はあまり覚えていません。

ザハロワのバヤデールを観るのは、3~4回目。
新国立(ゼレンスキー)、レニ国でみたかみてないか、、
ボリショイ(ツィスカリーゼ)・・・だったかな?

ザハロワ&ゼレンスキー(2003年)のバヤデールが
とても素晴らしくて、未だに忘れがたし・・・
という状態で張り切って観にいったボリショイのが、
お相手役のせいか(笑)どこかしっくりこない部分があったので
(→ザハロワはパーフェクト!だけど、ツィスカリーゼがなんか可笑しくて)
だから、もう一度新国立ザハロワバヤデールを
みておきたかったんです!

感動度で言うと、はじめて観た時の「ザハロワ美し!」の
インパクトが、未だ私の中で勝っている・・
というか、ソロルとガムザッティが私の好みじゃなかったので
物語としての感動を前ほどは受け取れず。
といったところだったかも。
これは完璧に好みの問題なんですが
なんかマトヴィエンコが自分に酔ってる
印象を受けちゃったんだよねー。
(ああ、言いすぎた・・)

でもザハロワ!踊りはいつもながら
素晴らしかったのですが
演技が上手くなった!
蛇にかまれたシーンとか、表情の移り変わりも
細やかだったし。
前はとにかく(良くも悪くも)
“バレリーナ”だったのが
“ダンサー”というか、、
(「踊りで何かを表現する人」という
事が言いたいのです・・・)
ある意味で人間味が若干増した気がします。

「何を踊っても、ひたすら神がかり的に美しい。
それだけでOK、だってザハロワだから」
というところから
確実に次なるステージにステップアップ
しようとしている・・という印象を受けました。

私にとってのザハロワは
舞踊が誕生して以来様々な人が思い描いてきた
バレエの理想というものを体現した存在、という感じ
あの奇跡のような造形美・キラキラ感・テクニック
それがあればよかったんです。

だから今回の
若干表現力も増し、強靭さと風格をも兼ね備えた
ザハロワを観れてとても嬉しかったです。
でも昔は、ザハロワの舞台となると
相手役の男性が誰だかも思い出せないぐらい
ザハロワしかみていなかったのに、
今はそうではない。
「ああ、初めて観た時のあの衝撃は
もう味わえないんだなあ」と思うと
(さすがに何回も観ると少しずつ慣れてくる)
少し寂しい、という感情もあり。

あとは、新国立は主役以外のレベルも
本当に高いですね~。
ソリスト役で別演目で主役踊っている人が
結構出てて、ちょっと得した気分になれるし
(厚木さんとか、ニキヤも似合うのでは?)
影の王国もとても揃ってて素晴らしい。
私の好きな川村真樹さんと小野絢子さんも
見届けることができました。

小野さんは、影の王国でも先頭を
つとめてらして、
正確でラインも美しく、
かつ清清しい色香(は、言い過ぎか?)もあって
本当に、今後が楽しみです。
しつこいなァ~私!

あとガムザッティは、ちょっと物足りなかったけど
これは、しょうがないか。。
強さか美しさか迫力、
いずれかあって欲しかったな~なんつって!
川村さんがガムザだったらよかったのに~。

私の中での基本はやっぱり
オペラ座のバヤデールなので、
ガムザッティというと、プラテルのたおやかな姫っぷりや
レティシアの天真爛漫姫
はたまた、ドキュメンタリー「明日のエトワールたち」で見た、
オスタの凄みのある演技(あの薄ら笑いったら!)
が印象に残っており
それらの存在感と比較するとやっぱりね・・・。
となってしまう。

あと、逸見さんがガムザの父役で出てて、
さすが!の二枚目っぷりでした。

そして神殿崩壊のシーン、
前回観た時と、建物の崩れ方が違う気が
したんだけど、気のせいかしら?

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パリ・オペラ座「ル・パルク」5/25

ワードで書いてブログに貼り付けて、と思って書いてたのだけど、
その方法はダメですね。
一週間ぐらい放置・・を2回ぐらい繰り返して、いつまでたってもしあがらない。。
私のブログは覚書なのだから、さくっと直接ブログに
勢いで書いてしまうほうが良いですね。

☆☆☆

色んな要素が重なってテンションがあがらぬまま迎えた公演でしたが
(FIGAROの「ルパルク」特集すら、読んでない!)
(映像も、あまりちゃんとみたことがない!)
結論から言うと、ものすごく楽しめました。
私にとっての本公演のキーワードは
“ダンスそのものが持つ力”と
“音楽・ダンス・舞台美術が一体となった生舞台の面白さ”でしょうか。
前者に関しては、冷静に考えるとあたりまえなんですが、
「ル・パルク」は、ダンス公演だったんだよなあ、そうだよなあ
ということを改めて実感させられた次第です。

それを一番顕著に感じたのが、庭師のシーンでした。
映像で観ていた時は、私はとにかく庭師のシーンが苦手で・・・。
妙な電子音に合わせて暗闇で変な人らがうごめいているだけ
(にしか見えなかった)のシーンに、
一体何の意味があるのかさっぱり理解できていませんでした。
しかし生で観ると4人のダンサーたちの
キレの良い緊張感溢れる踊りが空間を支配し、
観るものの目をくぎづけにするだけの力を持っていました。

そしてこれらがロココ~なシーンからの
場面転換を違和感なくむしろ効果的なものとし、
舞台の流れ全体においても良いアクセントとなってました。
さらには、庭師たちが物語進行の上でのキーパーソンと
なっていることがすんなり理解できました。
だから、ゴディオンやヴァラストロ君といった
実力派スジェが配役されているんだなあ、、と。
本当にいまさらですが・・。

そして、ロココ~な場面に関しては
コール・ド(っていうのかしら?)の人たちの踊りに驚かされました。
躍動感溢れてて、案外ハードで。
オドリックなんて、基本、前のめり気味、汗だくだく・・な感じ(笑)。
映像を観た限りでは、歩いたり椅子撮りゲームしたり、
ってのが印象に残っていて、
それが「ルパルクって、演技が多くていささか単調?」
という印象の一因にもなってたのですが、
「これ、まぎれもないダンスじゃん!」って・・。
爪先まで神経が行き届いた洗練された踊りがうつくしい。
これまた本当に今更なのですが、オペラ座ダンサーはすごいなあと。
エレガント、かつスタイリッシュなダンスに
エスプリとユーモアがちりばめられてて・・・
といったオペラ座ダンスの美点ともいうべきものが
振付や演目の世界観にマッチしてて、すごーく良かったです。
そして、この演目をオペラ座に振付けたプレルジョカージュの慧眼というか
すごさに、改めて恐れ入りました・・・。

あ、でもよくも悪くも貴族オーラばりばりな感じはなかったかも。
スタイリッシュ&ハイセンス・・・
そっちの雰囲気の方がより前面に出ており
「ル・パルク」の世界観の土台をなしている印象を受けました。
本来はどんな感じなのでしょうか?
ニコラでなく、ルグリ主演の舞台で観たら、
そのへんの良し悪しというか判断が
もう少しはっきりつけられるのでしょうね。

言われてみれば、
オペラ座のコンテ全幕をみるのは初めてなのですが、
このぐらいの塩梅の演目が今の彼らに
とても合っているのかもしれないですね。
最近古典が弱くなってる・・・という
ネガティブな意見を聞く(みる)ことが多く、
その点については引き続き若手たちに頑張って欲しいとは思いつつも、
私目線では、10代後半~20代半ばに有望な子が結構いる!
という解釈なので、それほど悲観はしていないのです。
“絶対的スターの不在”“スターの小粒化”ってのは、
オペラ座に限らない、世界的な潮流だと思うし。

ルグリガラ常連のお気に入りダンサーが少ないからって、
群舞はあまり観るものなしか?と決め付けていた自分の
思い込みを恥じました。
群舞の中で気に入ったのは、オファルトとルナヴァンです。
(って、ほかはあまり顔と名前が一致しなくて・笑)
オファルトは、顔がちっちゃくて何気に体のラインが綺麗。
あと変なけれん味や力みがなくて、所作の一つ一つがスムーズで美しく、
古典で一度みてみたいなーと思いました。
ニコラとユニゾン(?)で踊るシーンが、ほんとイキイキと嬉しそうで、
みていて幸せな気持ちに。

ルナヴァンは、コケティッシュで存在感があるので
彼女に目が吸い寄せられてしまう。
写真で見るよりも全然顔が小さく可愛くてびっくりしました。

もちろん、その他の群舞の子も皆綺麗で美しかったです。
金髪の女の子、なんていう名前なんでしょう?

そして主役の2人。
やっぱり2キャストで見比べたかったな~。
多くの方と同じように、イレールの「ル・パルク」
が私にとってのスタンダード!と構えてた部分があり、
今でも「それはそうだろう」と思ってはいるのですが
ニコラみた途端に、
「別物だけど、全然アリ」と、ニヤニヤしてしまった。。
あとこの作品にニコラとルグリ、どっちが合っている?となると
恐らくルグリなのだろうけど、
ニコラは、彼自身の魅力で作品を作り上げた!って感じ。
といっても、力技とかではなく、自然に無理なく。

ニコラが動くと、空気(空間?)が動く~。
その独特の存在感は「ル・パルク」でも健在でした。
冒頭の椅子に座っていたり、ちょっと視線を投げかけたり微笑んだり、
足を組みなおしたり・・・といった、何てことのない動作一つ一つが、
魅力的であと可愛くて、目が離せませんでした。
それで、踊り出すと群舞の人と同じ振りで踊っていても、
スケール感というか、質が一桁違うんだよねー。
椅子とりゲームのシーンで走っているところすら、なんか違う。
お貴族な雰囲気はそれほどなかったけど(笑)。

また、コゼットとの絡みのシーンは、
あの世でもないこの世でもない、
ちょうど狭間の不思議な空間に
少しずつ官能が溶け出していく感じで、
目が離せませんでした。

コゼットは、出てきた瞬間
「あ、オーラが・・・輝きが・・・足りない」
と、残念ながら思ってしまいました。
緊張していたのだろうか?
あと無音のシーン、一人のシーンもちょっとつらかったかな?

<まだ続く>
3幕のPDDは、本当に素敵でした・・・。
美しいピアノの旋律が今も頭から離れません・・・。

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今年一年みたもの

●みたもの
・新国立コッペリア/ラカッラ

・新国立ドンキホーテ/ザハロワ
・ミラノスカラ座ドンキホーテ/カレーニョとロホ

・フェリの引退ガラBプロ

・ルグリと輝ける仲間たち  
            Aプロ2回
            Bプロ2回
       白鳥全幕プロ3回(←アホ)

・マリインスキー・ボリショイ合同ガラAプロ

・ニジンスキーガラAプロ/エイマン、ジュド、イレール

・シルヴィギエムAプロ

●行きたかったけど行けなかったもの
・ナチョ・ドゥアト/バッハへのオマージュ
・シルヴィギエムBプロ

●後でちょっと行きたかったなあ、、と思ったもの
・オーストラリアバレエ団/白鳥の湖
 (→そんなに評判いいなんて思わなかったよ・・・)
・東京バレエ団真夏の夜の夢/コジョカル・マックレー
 (平日だったし・・・)
・Kバレエ/熊川さんが踊ったもの
 (→まさか怪我するとは・・。高いからいつか観たいとは思ってたけど)
・大人がクララを踊るくるみ割り
 (→POBのせいで、突如くるみがみたくなった)
・ローザンヌガラ
 (ユヒちゃんと、中村しょうこさんがみたかった)

今年は、とにかく守りの布陣。
そして鑑賞であまり散財しすぎないように
取捨選択にメリハリを利かせたつもり。
ルグリガラを暇とお金の許す限り観まくって、
その他は、「ラカッラのプティもの」「カレーニョのドンキ」
「フェリの最後」などなど、絶対感動できそうなものを
選んでしまった。
だから、観たものに関してはどれもこれも
えらい感動しまくりだったけど、
嬉しい驚き・・・!というのはマチアスを除いて
少なかった。
あと、日本人が主役を踊るのを本当に観にいかなくなったなあ・・。

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シルヴィ・ギエム、進化する伝説 Aプロ

今回は、二人が踊るキリアンの「優しい嘘」が
どうしてももう一度みたかったので、
ニコラのアルマンも捨てがたかったけど
Aプロを選択。
前々回のバレエフェスで本当に感動したもので・・・。

これまでのギエム公演は会場に行くまではテンション低くても
実際にみると「やっぱりギエムはすごい」と感激を新たにして帰途につく
ってかんじなんだけど、
今回は私のコンディションがあまりよくなかったのか
ギエムに関しては、普通にさすがだなーという程度。
むしろ意外にも、ニコラ☆ニコラ☆ニコラ☆な一日だった。

●白鳥の湖
前回のバレエフェスガラのときは、
「これが今のギエムの白鳥かー。お初にお目にかかります」と
非常にありがたいものをみせていただく感覚だった。
どんな感じのアプローチでくるかは、
その時にみて一応わかっているので、
ニコラをたくさん観た。というか自然にニコラに目がいっちゃって・・。
ほとんどサポートだけなのに、
なんであんなに存在感&包容力があるのかしら?
すっすっと、サポートのポーズを変えてるだけなのに
(涙→やっぱりバリエーションとか踊ってほしかったっす)
その一挙手一投足が存在感があって美しくて・・。
ギエム姐を包み込むようなスケールの大きさがニコラには
あるから、ギエムが儚げにみえるんだよねー。
(これは前にも思った)
ギエムは、自分の体を自分のコントロール下に
置いている様がさすがだなーと思った。

カーテンコールのニコラの笑顔が清々しくて
胸を打ちぬかれてしまった。
格好いい・・・。

●ステッピングストーンズ/東京バレエ団
今日は第二キャストだったのかな?
面白かったんだけど、
シルヴィ&ニコラの「優しい嘘」は、
「振りを完璧(何をもって完璧とするかの議論はここではしない)
に体現できる人が踊ると、こうも違ってみえるものか」
と私に思わせてくれた記念すべき作品。
その「優しい嘘」の前に踊られる、同じ振付家の作品、
となると、どうしてもこちらの見る目も厳しくなりがちで
ちょっと冗長に思えてしまった。
あと効果音満載な現代音楽も、ちょっと厳しかった。
井脇さんとか小出ちゃんとか知ってるダンサーが
あと1人2人いれば見方も違ったかも。
男の人らよりは、女の人らのほうがよかったきがする。

●優しい嘘
二人がライトに照らされた瞬間、
シャキーンと会場の空気が変わった。
存在感がすごい。
ニコラ、結構絶好調??
動きのキレが良かったように思う。
ニコラばっかり目で追ってしまった。
シースルーウエアの下からのぞく筋肉の美しいこと。
特に後姿。
あとは緊張と弛緩、じゃなくて(どう表現するんだっけ?)
シャープ/スローな動作、そして静止、の
コントラストが本当に見事。
特に、ある一箇所、ニコラが後ろ向きになって
手先と足先を床と平行にあげた状態から
すーっとゆっくりまげる振り付けがあって、
そのコントロール能力、研ぎ澄まされた肉体の動き
さらにはそれが見事に音楽と一体化してて、
多分なんてことのない場面なんだろうけど、
異様に感動してしまった。
すいすい踊るギエムに、すいすいさばくニコラ、
二人の息が本当にぴったり合っててすごかったー。
ニコラ、まじで格好よかったー。
やっぱりニコラは天才♪
カーテンコールも、素敵過ぎて、
改めて惚れ直してしまいました。
白鳥の湖のときより、さらに屈託のない少年のような笑顔。
目がキラキラしてた。

にしても、わかってたんだけど、やっぱり短い。
(おそらく今回が初見の)私の隣に座ってたお姉さま方2人連れは
明らかにびっくりしてた(笑)。

●PUSH
ラッセル・マリファントが、バレエ界にはいないタイプの
なんだか素敵な男性だった。
「TWO」みたいにもっと激しい早い動きのものを想像してたら
これは動きはわりとゆっくり。
で、色んなアクロバティックな動きをするというもの。
パンフを買ってないので、
この作品の意義とか背景がよくわからず、
すごいな~と思いつつ、観るツボがわからず
終わってしまったという感じ。
すごいのはわかるんだけど、
派手なすごさじゃないから、表現してよいのかわからない。
衣装やウィッグがスタイリッシュで可愛かった。

ニコラが出てくるものはとにかく短くて残念だった。
次回(があるとして)ギエムオンステージは、
どんなプログラムになるのだろう・・・。
毎回「これはみたい」と思わせる
なんらかの形でギエムの新機軸を象徴するような
演目が軸としてあったように思う。
今回は過去にバレエフェスでやったものが中心なので
そのへんがよくわからず
(白鳥はガラだけだからみていない人も多いとは思うけど)
「今度はどうするのかな?マリファント路線続行するのかな?」
と、ふと思いました。

ニコラのアルマンがみたいー。。。

月曜日に出社するのがいやで、
日曜日に夜更かししてしまう癖をなおさねば。

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ニジンスキー・プロA 9/13 (4)

●ペトルーシュカ・・・・イレール、
今更ペトルーシュカの感想なんて書けないー。
ジュド様のせい。
うそ。さっさと書かなかったせい。
いや、ジュド様のせいと敢えて言わせていただく。

だって、ジュドに魂もってかれてしまって、
イレールを観ても、あまり頭に入ってこなかったんだもん。
(「だもん」っていばることではないが)
あとは、危機感(ちゃんとイレールの演技を理解できるか)
を感じて、ビデオで予習しすぎたからかなー。。
オペラ座のはやっぱり
雑踏/バレリーナ/ムーア人/ペトルーシュカの
力関係のバランスがよくとれてたのよね。

こういう演目のすごさって、
たぶん、他のうまく表現できてない人の
演技をみてこそ、ヘレンケラーが「ウォォーター!」と
叫ぶがごとく、悟ることができるんだろう。
だからイレールのをみただけじゃ
「こういうもんなのね」と、そのすごさを
当たり前に受け止めてしまう。
ちがうんよ。それは、ちがうんよ。
そういえば、昔ザハロワのライモンダをみたあとに
吉田都さんのをみて、その完璧さに
目からうろこ、という「ウォォーター」体験をしたなあ。。


話題を戻すと、とはいえイレールすごかった。
もう、当たり前にくたくたよれよれの人形で、
哀しさと愛敬があって。。
やっぱり私の頭がそれをキャッチすべく
機能してなかったということでしょう。
「わー、くまのプーさんみたいな帽子~」
「着ぐるみの熊、でっけえ~」
とかくっだらないことばかり考えてました。
バカバカバカー残念残念残念。

カーテンコールでも、ペトルーシュカ仕様で
ちょっと内股でちょこちょこ歩いて出てきて
くれたりとかして、
イレールの新たな一面をまた見させて
もらった気がしました。

本当に歴史的意義のある、
素晴らしいプログラムでした。
ニジンスキーがどう踊ったかは、
写真や資料でしかほとんど伺い知ることができないので、
ダンサーは言うまでも無く観客においても、
その想像力をかきたてられ、
手を伸ばしても掴めそうで掴めない、
答えのない真実を求めて、
劇場に足を運んでしまうのでしょうねー。

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ニジンスキー・プロA 9/13(3)

●牧神の午後

ジュド様がすごすぎてすごすぎて・・・。
魂を射抜かれてしまいました。
数年前何かの時(笑)に一度みてるんだけど、
そのときは
・歴史的に意義のある作品なのね
・ジュド観れて感激。でも現役時代のティボルトみたかった
という程度の感想。

今回は予習が効いたのか、私の理解力が増したのか(冗談)
今思い出しただけでも胸にずしんとくる
迫力・存在感・眼力でした。
男の魅力ってより、獣の魅力ってかんじ?
体のコントロール力もすごくて、
井脇さんの登場に合わせて、
体をひくっと動かす、そのわずかな動きだけで
空間を支配して、物語を作るんだよね・・。

そして井脇さんと向かい合うシーンが、圧巻でした。
猛々しくて神々しい視線を浴びた井脇さんが
すーっと異様な美しさを帯び出し始めてさーもう・・。
かといってジュドさんの独り舞台になってなかったところが、
すごすぎます。
井脇さんも、あの存在感をよく受け止めたものだと思います。
見つめ合っている二人から、プリミティブで濃厚な色気が
ぶわ~と放たれてて、私も吸い込まれそうに
なってしまいました。
そのなんともいえない空間に
しまいには、涙が出てきそうになりました。
この瞬間よ永遠に、とかちょっと思いましたもん。

カーテンコールでは、二人に対して
沢山拍手をしました。
井脇さんの手にキスする様が
もう、素敵すぎる。
あんな衣装なのに全然変じゃなかった。
ジュドは、50歳過ぎているとは思えない体格。

すごいって言葉使いすぎ。
でも他になんと表現してよいのやらわからない。

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ニジンスキー・プロA 9/13(2)

●薔薇の精
終始、見守りファンモード。
ルグリの映像で予習したのに
ロシアガラの影響で?何故か左から出てくるものと
思い込み、右から出てきてびっくりする。
でも、数秒間?わらわらと窓枠のとこで踊ってくれたので
最初の跳躍は見逃さずに済む。

以下は、私の勝手な推測と思い込み・・・。
がん見しすぎて、逆に覚えてない部分もおおいから。。

若々しくて、チャーミングな
薔薇の精でした。
妖艶でエロティックな雰囲気はさすがにまだ
出てなかったとおもうけど、
この世界観を、そして官能を
表現しようとしているところが
なんとも可愛らしくて。
またそういった「陶酔してるぅ~」って感じの表情が
本人のダンスに対する陶酔感にもみえてしまうという。
そんな彼自身の魅力にどきどきしてしまいました。
顔がちっちゃくて手足も長いから、
あのお衣装でも、見た目がきついなーってことには
なってなかった。

やっぱり存在だけで、あの雰囲気を
体現するのは難しいよねーってことで
少女の手をとろうとするところとか
「踊ろうよ~」ってアフレコ入れられそうな感じでした(笑)。
他にもセリフが聞こえてきそうな
若さが勝ってしまうやんちゃな部分が
1~2ヵ所あって「あらあら」とほほえましかったです。
腕の動きとか、とりあえずなめらかだとは
思うんだけど、
妙に特徴的なアクセントがつく瞬間があって、
これは、振付に意味をもたせようとしているのか、
そうでないのなら、演じよう的な気持ちが
そういう端々にでちゃうのかなーとか思って。
そこも人間的でチャーミングだと思ったんですが。
私は13日しかみてないけど、
12日より良くなっていたのではないでしょうか?
ルグリガラのときもそうだったし。

で、踊り自体は、全然後半も疲れないというか、
お前、コマか?ってぐらいシェネはぐるぐる
まわってたし、
ザンレール?も高いし早いし
着地で「おっとっと~」みたいなこともないし。
でもちゃんとしなやかでエレガントであるところがすごい。
あの容姿でも、オペラ座~ってかんじが出てるんだよね。
今回は、少なくともテクニック「だけ」が浮き立つことには
なってなかったから、よかったです。
(当初、そうなるかな、と予想してた。)

あとは、 会場が狭かったせいか、
映像のルグリと違うポジションで踊ってたりして
そのへんの調整も大変だったのではないでしょうか?

また、少女の座っているイスが立派すぎて
マチアスにはちょっときついような気もしました。
これ、本人も最初びっくりしたんじゃない(笑)?
ニコラぐらいならちょういいかも・・。

吉岡さんをあまり観る機会がないので、
(観たいのだけど、いつも別キャストを結果的に選んでいる)
それもちょっと楽しみだった。
全然違和感なしで、とても可愛かった。
でも、二人のパートナーシップ?
ってやつは特に感じられなかった。
あったのかな?なかったのかな?
記憶に残っていない。

あと数年後にもう一度みたいなー。
どう変わっているかとても興味がある。
そういう意識と向上心を持った人だと思うので。
(今のオペラ座の現状では、そんな機会ないだろうな・・)

でも今回も、
今しか観れない、なかなか観れないものを
みせてもらったという意味で、
代役の任は果たせたのではないでしょうか?

やっぱりマラーホフとルグリの薔薇の精は
掛け値なしの素晴らしさだもんねえ・・。

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ニジンスキー・プロ A 9/13(1)

ジュド様は、やっぱり歴史の生き証人でした。。

後藤さんの怪我がなければ、Aプロには出なかった。
そして私は、一度ジュドの牧神を観た事があるから
Bプロはいいや、と思っていた。
・・・今回は、この幸運(と敢えて言う)
にただただ感謝するしかありませんね。
これがあるとなしとでは、
公演全体の印象がかなり変わっていたはず。
ただ、ジュドの強烈な存在感が後をひいて、
イレールを堪能しつくせなかった。。それだけが残念。
マチアスは、ジュドの前だったので問題なし!
本当にマチアス君は、強運の持ち主だなァ~(笑)。

●レ・シルフィード
「レ」でも「ラ」でも、とにかくシルフィードは好きな私。
特に「レ」は、ショパンの音楽を聴いているだけで
うっとりできてしまうで、目の前で美しい人たちが
それなりにゆらゆら踊っていていただければ
それでOKだと考えている。
ただ今回は、幻想性に欠ける(ぼわ~んとしてない)
舞台照明と、演奏というより音響が、
演目の興を削いでいる部分が大きかったように思う。
これは、会場のせいなのでしょうね。
という訳で、音楽と視覚効果により
幻想の森へしばしGO~という訳にはいかなかったけど、
その代わり、ダンサーをじーっとみていました。
「小出領子ちゃん可愛い」「奈良さんジュテが鋭いけどふわっと綺麗」
「これが西村さんかあ~」「木村さん、久しぶりにみる~」
といったところです。
フォーゲルでもみたかったなー。

~休憩~
タバコを吸ってたら、すんごい格好良くて
顔の小さい男性がやってきた。
「絶対東バのダンサーだ。誰だろう・・・」
としばらく考えた結果、中島周さんだろう
という結論に。
小さい顔にお洒落な髪型、
細身のスーツがとても似合っていた。
翌日のペトルーシュカはどうだったのだろう?
常連ファンの方と言葉を交わしていたけど
ちょっとクールで、良い意味で自信に
あふれている感じ。
今度ちゃんとみてみたい。

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「ルグリと輝ける仲間たち」Bプロ 11&12日 ③

世間はロシア祭り一色ですが・・・


●ドリーブ組曲 ミリアム&エイマン

ジョゼ&アニエスとはまた違った魅力だった。
二人ともかわゆい。

11日は二人ともちょっと緊張してるのかな?
(それでも可愛くてすごいんだけど)
と思わないでもなかったけど
12日は、そんな硬さもとれて
バリエーションとコーダでは
それぞれに魅力的で華やかで・・・。
特にマチアスは、本当に楽しそうに
跳んだり回ったり。
瑞々しくて伸びやかですばらしい。
だからといって体操みたいなんじゃなくて、
リズム感?音楽もきちっと捉えて踊っているように思うし。
彼は甘さを抜いたレミルやね。
あとねー、12日のミリアム、
あのとろけそうな笑顔ったら!
マチアスは、ちゃんとエスコートしてたからね(記憶曖昧)-。
歳もそれなりに離れているのに、
姐さんと頼りない弟って感じはしなくて、
二人の間に温かーい空気が感じられたし。
その点も好感度アップの一因。
12日の公演をもって
色が黒かろうが背が低かろうが
エリック・ヴ=アンに似ていようが
マチアスの今後を応援することに決めたんでした。
そのおかげで、16日の道化を
しっかりみれてよかった。

に、しても、この子は踊りの神様から愛されてる子だねー。
・ジュヌダンスーズで注目浴びる→スジェ昇進→ドンキをオレリーと
・リーズ代役→アレッシオの怪我で主役
・ルグリガラ→サイズの怪我でドリーブお披露目で下地を作って、道化
・ニジンスキー→マラーホフの怪我&
         丁度注目されてたから代役が舞い込む

運も才能のうち。
そして才能があるからチャンスをものにできる。
すごいわ~。


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「ルグリと輝ける仲間たち」Bプロ→8/11&8/12 ②

はあ。続き。

●「牧神の午後」 ペッシュ/マランダン振付

「この作品を日本の皆さんにご覧いただけることを
嬉しく思います」
だなんてもう、そんな真摯にパンフレットに
メッセージなんて寄せちゃって・・・。
見てもらいたかったんだね、
ちゃんと見たよ、
そして日に日に大きくなっていく拍手、聞いたでしょ?
AプロでもBプロでもどきどきさせられたけど、
最終的にはいい感じに落ち着いて、
元(?)ファンとしては(今も好きだけど)
ほっと胸を撫で下ろした、というところか。
パンツ一丁で、ティッシュボックス&ティッシュ(?)
のオブジェをさまざまに活用して、
恍惚の表情をしたり何やらかんやら楽しそうに
演じてくださいました。
くるぶしにタトゥが入っていた。
久しぶりにペッシュのクラシックがみたい。

●ダイヤモンド エッケ&ベザール 

エッケ、綺麗ー。
でもあまりPDDって感じがしなかった。
ベザールがいまいちだったので、
物語を紡ぎだすまでには至らず。
ベザールはそれこそ宝石を扱うように
エッケをもっと丁重にサポートしてあげないと。
あと最後のひざまずいてキス、の部分が
無骨&情熱的すぎて、笑けてしまった。
エッケは体のラインが美しいー。上ー品ー。
技術的にはなんの落ち度もなかった(と思う。記憶曖昧)。
全編普通に踊れるよね?
ジョゼとか経験豊かな年上の人と踊れば、
さらに見違えるほど情感豊かな踊りが
見られるのかもしれない。見たいねー。

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「ルグリと輝ける仲間たち」Bプロ→8/11&8/12 ①

■タランテラ

かつてコリフェ時代のレティシア・ピュジョルが
「仲間たち」公演で踊って、
本人なりに活路を見出すきっかけになった(らしい)演目。
軽快な音楽に合わせて、予想通りな感じで
ぱきぱきかちかち踊るユレル。
まあ、ユレルにどんな演目が向いてるか?
ってなると、こういう演目なんだろうけど。
そして男性の方は11日がイボ君で12日がマルク・モロー君。
タイプは違うけど、どっちも若さが溢れてて
(→結局、そこかい?)瑞々しい。
イボ君は、独特の妖艶さとしなやかさがあるので、
しゃきしゃき踊ってても無味乾燥になりようがなく、
まさに「醸し出すものが魅力的」タイプ。
ヘロヘロだったスーパー・バレエ・レッスンや、
中南米極悪人風情の「WANTED&DANGER!」な
プロフィール写真とは随分様子が違う。
あと手足の動きもとても映えるタイプで、
細かい粗はそりゃあるけど、なんだか魅力的だった。
対するマルク・モロー君は、よどみなくエレガントに繊細に踊ってて、
キラキラしていた。決して押し出しは強くないんだけど。
冷静にみると、振りをこなすだけで精一杯
・・・・・・だったのかもしれないけど、
そんなの、加算方式鑑賞法にのっとり
バレエを楽しむ私が気付くわけがない。
赤いバンダナがとても良くお似合い。
もう、明るくて、ユレルより可愛くて、女の子みたかったよ。
ちなみに私は、この演目においてはマルク派。
(客観的にどっちがよかったかっつうとイボだと思うけど)

■アベルはかつて

もうー、2日も見たのに、なんだかよく覚えてなくて、
ちゃんと観とけばよかったと後悔しきりの演目。
前回のヤン・サイズに代わり、グレゴリー・ドミニャックが。
そして前回の坊主頭に代わり、
ビュヨンは漆黒の濡れた(塗らした?)天然パーマ?頭で登場。
 「前回みたしぃー」と油断して、ぼけーっと姿かたちをオペラグラスで
鑑賞するぐらいしかしてなかったので、
その後注目株となるビュヨン君が
どんな感じで演じてたのか全然思い出せない。残念。

■ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ

観客喝采向け、というよりは、
ダンサー基礎力強化・修練的要素の強いルグリ特別プログラム、
という風情の演目だった。
たぶん、すんごいすんごい難易度の高いパが
ぎっしりつめこまれているはず。
フィギュアみたいに技を数値価したらトンでもないことになるだろう。
でも、見ている方には伝わりにくい難易度なので、
贅沢なのか勿体無いのかなんだかよくわからなくなってくる。
ここからは私の勝手な思い込みだが、
ルグリはきっとヌレエフにこんな感じで、
若い頃にアホみたいに毎日毎日難しい踊りを
叩き込まれてきた時期があるからこそ、今の自分がある、
と何かの雑誌で言っていた。
それをマチューとドロテにもやってあげたかったのではないか?
だからといって日々のリハーサルに300%の力を注ぐのが
当たり前だった自分の若い頃とは時代が違うから、
ヌレエフ版を踊りこなすに不可避な
数々のパをつめこんだレッスンプログラムをつくって。

観客に対してのアピール度低めの演目、
とはいえもちろん踊り手双方にとても華があるから、
なんとも素晴らしかった。
独特のアクセントを利かせて元気良く踊るドロテと、
複雑で細かいパをこなしていても、
ふわーっとした優しいエレガントな雰囲気を保っているマチュー。
パートナーの相性としてはどうなんでしょう?
双方ともすきだけど、今後組む機会はどのくらいあるのだろう?
あと衣装がすごかった。
特にマチューの衣装が、罰ゲームか?ってぐらいすごかった。
バブル時代(よく知らんけど)のスキーウエアみたい。

■オネーギン
4日間観れて、もう言う事ありません。
ありがとうございました。

■ビフォア・ナイト・フォール

エレオノーラがこの演目で頭ひとつ抜け出てたのは想定内として、
ジザンダネちゃんがとてもセンスの良い踊りを
みせてくれて、ぐぐっとひきつけられた。
一方、フルステちゃんは、古典の雰囲気を
体から取り去ることがいまいちできておらず、
とても微笑まし~い感じのコンテンポラリーダンス。
ビュヨン君は、エレオノーラをがしっと受け止めたり、
持ち上げたり、とても頼もしい。
イボ・エイマン・ベザールの日焼け軍団の中で、
ビュヨン君の白肌が映える。
っつーかそんな明るくない照明に、
褐色の少年たちに(少女も1名含む)、
グレーの衣装でしょー。
ちょっと物理的なみづらさはありましたです。
どこに注目して良いのかわからずあっちこっちみていたら、
初日のフルステ落下事件、全く気付かなかった。

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「ルグリと輝ける仲間たち」→まだまだ感想はつづく

8/18をもって私の夏は、終わった

・・・と書くとなんかカッコいいけど、
全然まだルグリ公演のことを考えていたい気分。
そもそも夏休みもとっていないし。
(20代の夏のすごし方としてはどうなんだろうか・・?
とも思うが、そのへんはあまり深く考えない)

Bプロ、8/17の感想をいい加減メモっとかないと
どんどん忘れてしまうので、
ちょいちょい書き起こしておかないと!

はああ。
「遊びがあるから仕事がばりばり頑張れる!」
「恋も仕事も、全力投球」
的なノリで人生を進められる人がうらやましい。

もうー全然だめ。
あれだけ観にいったら、
さぞかし気持ち切り替えて
仕事とかできるかと思いきや、
仕事が面倒くさい。
今日中に提出しなきゃいけないものが
まだできていない。

でも本当に今回は運がよかった!
今週が、先週もしくは先々週だったら、
2~3枚はチケットが無駄になっていたはず。
そんな事が起こってしまったら、
半年は、働く気にならないだろう。

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ルグリガラを終えて

今回の公演を終えて、思ったこと。
休憩中に友達がトイレをすませるのを待ちつつ
ぼーっと座ってると、
隣の人たちのしゃべり声が聞こえてしまうのだが、
批判とあらさがしばっかで、
「感じ方は人の自由」などと思っていても、
とんちんかんすぎる内容とかだったりすると、
正直不快な気持ちになることが何度かあった。

私は高度な技術がみたいってよりも、、
「オペラ座風」な踊り方やら雰囲気、パのつなぎ
顔のつけかたやら何やらを観て、
それだけで満足ってところが大きい
バカがつくほどの、オペラ座ファン。。

今回の若手公演には賛否両論(否の方が多いか?)あろうが、
わたし的には、ルグリはもちろん、
若手のダンスもかなり楽しめた、ということで
忘れられない8月になりました。

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ルグリ・全幕ガラ「白鳥の湖」8月18日

ルグリの白鳥の湖、すばらしかった・・・!

王子としての立ち振る舞いの素晴らしさは、
予想の範囲内での高レベルな素晴らしさだったけど、

3幕のグランパドドゥ、特にコーダは、
想像をはるかに超えた、感動、の一言でした。
目がくらむようなエネルギーと輝き、
そして揺るぎのない技術と音楽性。
もう、どんな表現を使っても言葉ばかりが
上滑りしてしまい、はがゆい気持ちにさせられます。
ルグリファンの方だったら、昇天・・・!となってたのではないでしょうか?
正直、瞬間瞬間の詳細に関しては、覚えてないんだけど、
今でも胸に残ってるこの高揚感が、全てを物語っていると思います。
(語れないことへの、逃げ・笑)
熟練の技とか、ベテラン、とかそういう
但し書きは不要のすばらしさでした。

あと王子の哀愁ソロも
立ってるだけで王子、なマチューと好対照というか、
もう、体が覚えてるんでしょうね。
はあああ。すごい。
(同時にあのソロを何の澱みもなく、さらーりとエレガントに
踊りきるジョゼに、改めて感心もしました。)

同時にAプロ、Bプロは、コンテ&プロデューサーの立場に徹し、
この白鳥に自らのクラシックの持ち味をぶつけてきた
ルグリの慧眼にもうならされました。
(というか、ソナチネは観たかったんだけどね・・・)

ルグリが踊るヌレエフ版での全幕を観たかったです。
4月に観たとき、ラスト、腰が抜けて立てなかったもん。

ドロテは、とても彼女らしい白鳥だった!
まず、最初の王子におびえるところ。
あのクリアな演技に、こっちがびっくりさせられた(笑)。
その後も、王子に手をつかまれて、
ぶるぶるふるえる手の演技だとか、
音楽をしっかりつかみつつも
とにかく振りの一つ一つに意味合いを持たせていて、
今日はルグリを見尽くそうと思ってたのに、
「次はどうくるか?」と、ドロテから目が離せなくなった(笑)。
ドロテらしいアクの強さは残しつつも、
結構2幕は白鳥らしく踊ってたと思います。
バレエにおける才能は、当然のごとく容姿や雰囲気も含む、
と私は思ってるのですが、
そういう意味において、ドロテは悲劇を演じる様が
けっこうハマってました。
うっとりさせられる美しさがありました。
「白鳥、似合わね!」となってた可能性もあることを考えると、
これは、私にとって大きな収穫。
天性の舞台勘があることは十分すぎるぐらい証明されているので、
今後ますますよくなるでしょう。

黒鳥もどきどきさせられた。
ドロテ応援団(心の中で)の一味としては、
16日のフェッテの事があったので・・・・。
序盤の演技は、16日より力みがとれてて、効果的。
王子をかどかわす感じがとてもうまく表現されてた。
(16日よりも、ちょっと強さ、怖さを抜いてた?)
17日のことを考えると
演じる人が変わるだけで、一気にヌレエフ版ならではの
ドラマの濃さがでていて満足。
ロットバルトとのからみも、全幕でやってるせいか、
16日より具体的なかんじ。

バリエーションもがんばってた!
あとコーダのフェッテもちょっとどきどきながらも成功。
(その前のルグリの踊りが素晴らしすぎたーと何度もいいたい)
そこからです。
ドロテにスイッチが入っちゃって、
王子を陥落するクライマックスのシーンでは、
半ばトランス状態の狂気の笑みが炸裂(かなり大げさに書いています)。
彼女自身もともと持ってるエネルギーが大きい人だと思うから、
妖艶さと美しさの迫力はすごかったです。

16日はやっぱり失敗したから顔がこわばっちゃったのね。。


そして、4幕。
3幕を乗り切ったことにほっとしたのか、
のってました。
ルグリは変わらずの完成度。
そしてビュヨン君が日に日に成長していることが
みてとれた。

ついつい、期待も手伝って、ドロテウォッチングに
走ってしまったけど、
ルグリのすごさを堪能できて満足。
チケットをとるために、分不相応な努力をしたかいがあった。

また、日本で古典踊ってほしいです。


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ルグリ「白鳥の湖」ガラ

楽しかった!

マチアスの道化がとってもチャーミングでよかった。
若さ爆発だったー。
テクニックは予想通り(以上?)に、伸びやかですごかった。
何?あのバネ?そしてあの美しいつま先・・・。
かといって、力任せじゃなくて、基本の型には忠実で、美しいし。

でもそれだけじゃあそこまで観客を味方につけられない。
本人から踊る喜びのようなものがじんじん伝わってくる。
とても楽しそうに踊ってるので、こちらまでうれしくなってしまう。
最初はオカマっぽくてびっくりしたけど
(道化ってみな、あんなかんじなの?)
とても演技がチャーミングで、人を引き付ける魅力を持っている。
ような気がする。
おてもやんで、お目目パチパチ・・・困った顔とかかわいかったなー。

あと、所作の端々にオペラ座っぽいエレガントさがにじみでてて、
他でみる超絶技巧のキャラクターダンサーとは違う。
あーもう、なんか絶賛しちゃってるわ。
2010年の来日まで、私はどうやってすごせばいいのか・・・?
怪我せず、よい感じでキャリアをつんでほしい。
ちょっと顔立ちは個性的だけどキャラクターダンサーにはならないでほしい。

・テクニシャン
・でも、演技も結構思い切ってできちゃう

ということしかわからないので、

今度は、普通の全幕主役でぜひみてみたい。

全幕だとどんな踊りが似合うダンサーなんでしょうね?
スーパーバレエレッスンでは、ロミジュリが踊りたい、って言ってたけど。
がんばってくだサイ。応援します。

ミリアムには、うっとりさせられた。
おぼつかない部分もあったかもしれないけど、
それすら白鳥の初々しさとみえてしまうような。
長身タイプの白鳥しかみたことなかったので、
ああいう人間的で姫タイプの白鳥をみれてうれしかった。
コゼットの白鳥よりは全然・・・・(以下、自粛)
ロマンティックで可憐で、「ああ、可哀相」と素直に
物語の世界に入っていける。

ドロテも、よかった。
フェッテ失敗は、こちらはぜーんぜん気にしてないけど
本人としては、さぞかしショックだっただろう。
フェッテ後のクライマックスでは、顔が硬直していた。
それまでの演技はとてもメリハリが利いてて、魅力的
だったので、18日が楽しみ。

あと、マチュー

・・・もっと語りたいけどタイムリミット。
これから今日の公演のために積み残した仕事・・・。
早くゆっくり感想書きたい。

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ルグリと輝ける仲間たち Bプロ

その後、9日のAプロと、
11、12のBプロへ行ってきた。

9日のほうは、もうこのまま死んでもいい!
(死なないけど)
と思えるぐらい、
至福眼福の一夜だった。
いつか、白の組曲をフランスでみたい。

アニエス!アニエス!ジョゼ!アニエス!
きてくれてありがとう!

Bプロはもっと頭を使って、
色々理解するかんじだった。

12日のマチアスのドリーブ組曲、
昨日の慎重モードから一転、
若さいっぱいの伸びやかなジャンプ、
そして音楽のとり方もいい感じ。
ブラボー!!と心の中で大喝采。

もともといいなーと思ってみていたけど
一気にファンになった。
ラスト、2人後ろ向きでゆっくり舞台後方に歩き去るとき、
「私たち、やりぬいた!」という達成感を
こらえきれない様子で、
ミリアムとエイマン君が、顔をくしゃくしゃにして
微笑みあっているのが、
とてもほほえましかった。

Bプロで一番感動したのは、カーテンコールだった。
イレール・ルディエール・ルグリの3人が
手をつないで、舞台前に走り寄ってきたとき、
心臓がとまるかと思った。
そしてルディエールのやさしい笑顔につられて、
感動がじわじわ染み渡っていく。
本当に戻ってきてくれて、ありがとう、ありがとう
と思った。

体調が悪いので、他の感想は後日。

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「ルグリと輝ける仲間たち」Aプロ・5

●「椿姫」 エレオノーラ・アバニャート/バンジャマン・ペッシュ

これは、ガラでやるには非常に難易度の高い演目だと思う。
観る側にとっては、
いきなり濃厚な愛の世界が目の前に繰り広げられた
・・・かと思いきや、どう考えても
無理があるリフトがばんばん出てきたりして、
抱きかかえる男性がどんどん真っ赤になってきて
はあはあ言ってるのが聞こえてくると、
なんだか気の毒になってしまう。
全幕通しでなら、気にならないのだろうけど。

今回ペッシュとエレオノーラというコンビ、
たしか本国でも共演しているはず。
なのに、結構リフトが大変そうだった。
ペッシュが体調不良なのか、エレオノーラが太ったのか・・・。
このシーンは、ルグリとオレリーのしかみたことがないから
なんともいえないけど。

マルグリットにしては、若く美しすぎるので
ちがった物語になってしまってたけど、
エレオノーラが本当に美しい。
踊り→演技→踊り→演技 じゃなくて、
どの角度どの瞬間をとっても、何かしらの演技になってるから
すごいなあと思う。
リフトの件はともかく、2人の視線の甘さが印象的。


●「三角帽子」ジョゼ・マルティネズ

おっと、
ホセ・カルロス・マルティネズでしたっけ?

格好良かったです。
指ならすのもうまい!

ただ、バレエフェスのほうがもっとはじけていた気がした。
やはり踊る側と観る側の気分の高揚も
それなりに関係してくる演目なのだろうか?


●「オネーギン」モニク・ルディエール/マニュエルルグリ

またモニクがみられて本当によかった。
オネーギンは全幕でみたことないけど、
このパドドウだけで、情景がとてもよく伝わってくる。
本当に引退して10年ぐらい?たっているのだろうか?
ルグリとの息もばっちり合っていて、
もはや二人で一人とも言うべき磐石のパートナーシップだった。
他の人が踊ると、アクロバティックで難解な振付、というふうに
みえちゃうんじゃなかろうか?

2つの感情の狭間でゆれうごく気持ちを
細やかに表現できるとは…。
本当にコジョカルとか、踊れんの? という気にすらなる。

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「ルグリと輝ける仲間たち」Aプロ・4


●ドリーブ組曲 アニエス・ルテステュ/ジョゼ・マルティネス

わ~い、ドリーブだ~。
…私なんかは、そうなってしまう。
ジョゼのエスプリとユーモア、
そして2人のテクニックときらびやかさを
存分に堪能できる作品だと思う。

まず登場の仕方がステキ。
後ろを向いた2人のシルエットが本当にキレイ。

アダージオは、まあとりたてて「おお!」って
ほどでもないんだけど、
色んなほかの演目の振付が随所にちりばめられてる感じ。
これをみて、「単なる他演目の寄せ集め」
と本気で憤っている人もいそうだけど、
これはジョゼがわかってやってることだから、
オマージュってことで、アリでしょう。
この感覚がわかんないとドリーブみるのはきついと思う。

こんな小可愛らしい演目を、
あんなに威風堂々と、余裕たーっぷりに
踊ってしまうアニエスはスゴイ(笑)。

バリエーションとコーダも、華やか!
ちょいちょい変わったユニークな箇所があるんだよねー。
おなじみのジョゼの逆回転もみれたし。
なんかジョゼ、けっこう調子がよい?

途中からオペラグラスを外してみたら、
それでも2人が全然でかくて、ちょっとびっくりしました(笑)。

●チャイコフスキー・パドドゥ ドロテ・ジルベール/マチュー・ガニオ

前回の仲間たち公演で、ドロテのチャイパドをみて、
雷に打たれたような衝撃を受けてしまった、私。

あの時は、スジェだったっけ?
ともかく主役経験はこれから、の若手が、
あれだけ「こう踊りたい」意思を明確にもち、
全体の色づけをプロデュースし、
そしてそれを的確に観客に訴える力を持ってるとは
思わなかったもので。。

音をとらえて、ためて、離して、
ってのを、下品にならないぎりぎりのラインで、
チャーミングにやってくれた。

前回の
「私踊ってて楽しいの~!ねえ、ほらっ。みて!」
な強烈なパワーは少し薄れたけど、
それはドロテも大人になったってこと。
忙しく動く瞳が魅力的だってことは変わってない。

前回と同じ、変わってて、でも魅力的な解釈、踊りだった。
ただ、100%調子が良いわけではないんだろうな、という気もした。

アダージオで、
男性パートナーの後ろからの支え手を、
「やだ、もう!」って感じで振り払うところがお気に入りです。

で、ここでもマチューです。
生来のエレガントさに、男らしさが加わって、
なんとまあ、ブラウスが似合うことでしょう。
マネージュとかも、ダイナミックだったしー。
コーダで思いっきり飛び込むドロテを受け止めるシーンも
安心してみてられたし。

カーテンコールは、
すっかり「ドロテお姉さんと&マチュー君」
になっちゃってて、笑えた。

特にこういう演目の場合、自分がバレエを
習っていれば、テクニック的なことも
いろいろわかるのになあ、、と思うと
残念でならない。

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「ルグリと輝ける仲間たち」Aプロ・3

●「扉は必ず…」エレオノーラ・アバニャート/マニュエル・ルグリ

バレエフェスの時のオレリーは、
髪をきりっとまとめていたように思うが、
今回のアバニャートは、ゆるやかなまとめ髪。
踊りが進むにつれ、どんどんしどけなくほつれていく。
その髪型がオレリーが踊る「扉は必ず…」との違いの
象徴だったように感じた。

アバニャートもいいんだけど、
私としては、オレリーの
輪郭のはっきりした踊りの方が、好みだった。

エレオノーラだと普通に流れるように美しく、
その部分がまず目に入ってしまうので、
この振付に含まれている、
ユーモアや異形感、
ちょっとしたねじれや違和感からくる可笑しみが、
伝わりづらかったのでは?と感じた。

ルグリは、本当にすごい。
体とか全然衰えてない。

●「スパルタクス」マチルド・フルステー/ステファン・ビュヨン

フルステの生足がとてもきれい。
キレイな筋肉のつき方をしている。
ホント、人の容姿ばっかりに目がいってしまうけど、
容姿ってやっぱり大切。
男性の衣装は酷い。おゆうぎ会みたい。

本家ボリショイのスパルタクスはみたことないし
(ビデオを持ってるが、みたことはない)
観たところで、
べったべたの仰々しいロシアバレエが
肌に合わない可能性もある。

ボリショイとかルジマトフ好きの人
(ルジマトフはスパルタクス踊らないけど、
なんとなくイメージとして)
「こんなの全然スパルタクスじゃない!」
と憤るかもしれませんが、
私はまあ、普通にオッケー。

フルステ、熱演だった。
どっぷり感情にひたって、ムードたっぷり。
ああいう酔いしれる系の演技をする人は、
オペラ座にはあまりいないから
みていておもしろい。
グリゴロビッチさんが気に入るのも
わかるような気がする。

ビュヨンに関しては、特に感想はない。

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「ルグリと輝ける仲間たち」Aプロ・2

●白の組曲

何を隠そう、今回のグループ公演で
一番楽しみにしてたのが、この演目。
やっぱりオペラ座っぽさ、彼ら特有の所作やエレガンスを
堪能するには、こういう演目が一番なのではないか?
と勝手に思っていた!
全体の構成は忘れたので、
各ダンサーの感想をば。

幕は閉じられたまま音楽の一節が流れ始める。
じらされてじらされて、どんどん集中は高まり、
気持ちが高揚してくる。
やっぱりこういう演出って大事
(フェリの公演ってば…以下自粛)。

華麗なフォーメーションで、全員勢ぞろいでポーズ。
「うわー」と一気に私の心は、歓喜の渦でぐるぐるぐる。
オペラグラスで容姿チェックすると、
バリバリに日焼けしてる人が、
1人、2人、3人・・・エイマン君、あんたは焼きすぎ!
とちょっと失笑してしまう。

東京バレエ団の可憐な踊りが終わった後、
エッケ、ベザール、イボのパドトロワが始まる。
クールビューティーでストイックな人という
イメージがあったエッケだが、
もちろんベースはエレガントなんだけど
思ってたより、イキイキと踊っててチャーミング。
笑顔も可愛い。
芯が冷たい感じがしない、というか、
けっこうホットな性格の人なのかしら?
と勝手な想像。
テクニックも安定している
(興奮してたので、詳細は覚えてないが)。

イボ君&ベザール君は、
おぼつかない部分が多くて、
観ていて微笑ましい(うち2割ぐらい苦笑)。
着地がぶれちゃうのはご愛嬌として
(本当は全然いけない事なんだけど)、
ポーズを決めての立ち姿が2人ともエレガントじゃなくて、
ちょっとびっくり!
オドリックって一応スジェだし、
イボ君もルグリに目をかけられてるんだよねえ・・・?

そして次は、私の大好きなフルステの登場!
細い可愛い。そして日焼けしている。
昨年4月の来日公演でみたとき、
そしてバレエ学校のドキュメンタリーでは
その体型と顔からかふんわり甘いお菓子のような少女、
赤ん坊のような可憐さだった。
その基本路線は変わらないのだが、
今回はそこに「真ん中で踊る気概」
めいたものが加わってた気がする。
雰囲気たっぷり、自信たっぷりに踊ってるのをみて、
気分がよかった。
そのあたりが鼻につく人もいるらしいけど、
私は断然容認派。
目だってナンボの職業じゃんねー。
たしかにあの表現じゃ群舞では浮いちゃうかもしんないけど。
とにかく可愛い。

つぎのシャルリーヌ・ジザンダネさんは、
思ってたよりほっそりした方だった。
顔がまるいだけなのね。
ただ昨日は調子が悪かったのか、
あまりクラシックが得意でないのか
ちょっと不安定な部分も見受けられたように思う。
確かに「繊細な」という表現がわりかし合うかも。

次は、アニエスのシガレット。
出てきた瞬間、その存在感に圧倒されてしまった。
そして踊りも、音楽にのって…というより、
アニエス自らが、音を操るかのような踊りをみせてくれていた。

指先、視線、顔の向きなどの細部にいたるまで、
音を優雅に表現し、ゆったり音をとらえる振りでも、
体のブレ一つない。
自分の体をこんなに完璧にコントロールできるなんて、
すごすぎる…!

すいすい踊るアニエスをみてると、
なかなかそうは感じられないけど、
結構難易度の高い踊りなんじゃないだろうか?
「難しいものを難しいと観客に感じさせず、
踊りの世界に誘うことがエレガントってものよ」
とアニエスは考えているのでは?
と私は勝手に想像しているのですが、
「技術はありますが、それが何か?」
とでも言わんばかりの、
アニエスの美学の神髄が堪能できる演目でした。

振付は、想像以上に魅惑的な感じ。
アニエスは、シリアスなものより
案外コケティッシュな演目が似合っているので、
その点でもよかった。

当初、フルステが踊る予定だったと記憶しているが、
「これぞエトワール!」なシガレットもよかったけど、
フルステの方も、さぞかし魅力的だったろうと思う。

次は、エイマン君の登場。
「黒い。どこまでも黒いよ…あれじゃ、ハミルトンじゃん」
と顔にくぎづけになってると
いきなりすっごいジュテをみせてくれる。
なんかもー、若々しくてみずみずしい~。
粗さがしをしたら色々出てくるのかもしんないけど、
伸びやかな身体ですばらしかったです。
色が白ければ、ファンになっていたかも。

マチューとミリアムは、本当に成長したなあ~。
という感じ。
とくにマチュー!!
前観たときは、ひょろひょろ~ふらふら~・・・大丈夫!?
って感じだったのに、
体格が均整を保ちつつも、
少年から大人のものに変わってて
踊りもスケールが大きいながら、
ほんっとにエレガント。
もう、努力では得られないものを全て持ってる感じ。
顔も精悍さを増して、見目麗し度ナンバーワンでした。

全員が勢ぞろいする最後のフィナーレも、
これが本国だったら、エトワール勢ぞろいになるのか…
と考えて、その贅沢さにめまいしつつも、
今回のだって、若手勢ぞろいで、
なかなかみれるもんじゃないよ!?と楽しむ。
その中でも、やっぱりアニエスとかマチューが出てくると
舞台全体の格がそれだけで上がる。
エトワールってこういうもんなんだな、
と改めて思わされる。
最後、アニエスと子供たちになってたもん・・・。

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「ルグリと輝ける仲間たち」Aプロ・1

今でも胸がいっぱい・・・。
誰のどの演目が、というより、
ダンサーたちが放つ輝きにどっぷりひたることができた。

ここ最近は、ラカッラのコッペリアにザハロワのドンキ、
フェリの引退公演など、ちょいちょい観賞してきてどれも素晴らしかったけど、
やっと自分が本来いるべき場所に戻ったというか(言い過ぎ)
「ああ、やっぱり私はオペラ座のバレエが好きなんだ」
としみじみ思った次第。
じ~んと体に染みわたるこの感覚は、たまらなかったです。

プロットレスバレエ好きの身としては、
Aプロはとっても贅沢な内容だった!

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フェリ引退公演「エトワールの花束」Bプロ

行ってきました。

ショパンの音色が頭から離れない。

あの、椿姫。
初めて全幕を踊ったのが、
ついこの間だ、というのが信じられない。
一気にマルグリットとアルマンの世界に引き込まれてしまった。

他のダンサーの場合、踊りから感情や解釈を読み取ろうと、
観てる私が歩み寄るかんじ。

でもフェリの踊りは、役の感情がストレートに伝わってくる。

一見、激情のおもむくままに踊ってるようにみえるけど、
リフトのされかた、スカートの裾のあしらいかた、走り方・・・
仕草のそこかしこに
よい意味で、円熟を極めたフェリの美学が凝縮されていると思う。

「成熟して年を経たからこそ、“純粋”という言葉の意味が理解でき、
若者役を踊ることができる」
(記憶からおこしたコメントだから、実際とは違うかも)
という彼女のコメントがあったと思うが、
今日の踊りをみて、
若者だから、若者役を上手に踊れるわけではない、
という言葉の重みが今更ながら実感させられる。
初めて生でみた、マノンの寝室のパドドウは、
本当に艶っぽいあでやかな女性だった。

ましてや、椿姫。
マルグリットが言葉にしたくてもできなかった
複雑な感情のあやを表現するこの役は、
まさに彼女のキャリアの終わりとして
ふさわしかったのではないかと思う。

演目を終えてのカーテンコール、
レヴェランスを終えた後、
手で顔を覆うようにして、暗闇の中に消えていった。

最後、共演者勢ぞろいのフィナーレでは、
仲間の共演者たち一人ひとりと抱擁を交わしていた。
人数はコンパクトながら、ABTのメンツを中心に
フェリとゆかりのあるダンサーが多かったように思うので、
ケントや、ヘレーラなどを筆頭に、
共演者たちも感極まっていた。
端正でない、カレーニョの素の笑顔もみることができた。

これで最後、というのがなんだか信じられなくて、
もう一度フェリに出てきてほしくて、沢山手をたたいた。
何度も何度も続くカーテンコールに
フェリも涙を流していた。

フェリが踊る、椿姫の全幕がみたい。
叶わぬ願い。


個々の理性的な感想は後ほど。

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世界バレエフェスティバルガラ9(第4部)

で、オレリー組からスタート。
→実は、怪我云々のせいではらはらしちゃってさー。
でも、Bプロの時は正面から見れず集中できなかったので、
それよりは、よかったです。
Bプロのときよりも、スカート裾の処理とか、そういう細かい部分が
上手くなってて破綻がなかった。
あと、静かなシーンながら、なんというか2人の集中がすごくて、
よかったと思います。
しかし、全幕を観てない私には、伝わるべきものを感じ取れていないような
気がしてなりませんでした。(リフト大変そう、とかそんなことばっか考えちゃって)


あのギエムとかハンブルグの人たちが踊ったシーンはアレ単体でも、
ストーリーの盛り上がりがわかりやすいけど。
でも、よかったです。

次のジルロマンは、心をニュートラルにして観る様につとめたけど、
やっぱりよくわからず。

> ・フェリ
→先ほどからの説明のように、「フェリー」と気持ちが半ヒステリー状態になってるので、
イントロの音楽が流れてフェリが登場した時から、少し涙がでてきてしまいました。アホです。
で、動いているフェリはやはりジュリエットそのものといった感じ。
(降りてくるとき、階段の段抜かしはしてなかった)
ただ、グランジュテ(?)とか、踊りを少しずつ易しくしていたと思います。
(2人でみた、マラーホフとのジゼルもそうだったよね)
それでも、ジゼルの時と違い、物足りない感はほとんどありませんでした。
私は、冷静さを欠き、「これでフェリのジュリエットを観るのは最後」という
気持ちになってしまっていたので・・・。
(→その可能性もあるけど、当然そうと決まったわけではない)
ロミジュリの1夜の逢瀬(は、寝室のシーンか・・・)と、今晩一晩限りのフェリのロミジュリ
というテンションが合わさって、結構会場の空気は皆集中モードでした。
カーテンコールは当然すごかった。4回?5回?
となりの太ったおばさんが、よりによってフェリが始まる前にオペラグラスを落としちゃって

可哀想だった(4階席なのでオペラグラスは必要)。
自分の感想ばっかで、全然舞台の状況を伝えられてないね。ごめんなさい。

次のドンキは、会場の皆ロミジュリでぐったり集中力使い果たして、
軽く流してしまったというかんじ。悪意はないんだけど。

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世界バレエフェスティバル ガラ8(式典)

まず亡くなられたミッシェル・ケヴァルさんの表彰を
思い出話(といっても我がままなダンサーの要望にも応えて、
何十曲も覚えて云々程度だけど)と共にとりおこなった。
まず、ここで涙腺緩む。

その後現指揮者のソトニコフさん、舞台照明などの方々に表彰し、
その後ベジャールにも表彰の意を
→日本に飛行機でこれないから、ローザンヌに送ったそう。

で、ここから表彰。
順番はもはや覚えてないけど、
フェリが、佐々木さんの「バレエフェスに出場するには、気力も体力も
もう限界なので、今回をもって最後とさせていただきます、という
フェリさんからの次回以降ご辞退の言葉をいただきました」
というコメントと共に、登場。
真っ赤なゆったりとしたシルクのフォーマルドレスで
髪型だけはジュリエット結い。
会場の「もう最後だなんて・・・」という感傷的なムードとはうらはらに
素敵な笑顔で登場
私なんかはバカだから、フェリがフェスに出なくなるっつうだけなのに、
「フェリ引退」ぐらいの気持ちになっちゃって、ここで半泣き。

ジルも、大喝采をあびてたー。

ルグリが出てきたときは、演目変更の理由が佐々木さんによって、伝えられる。
オレリーのひざの状態がよろしくなく、
キャンセルしてもしょうがないぐらいの状態な
ところを、なんとしてでも踊りたいので、Bプロと同じで申し訳ないけど、
椿姫を踊るとのこと。
ここでソナチネがなくなった理由に納得。
ルグリの立ち姿が本当に美しかった。

「フェスの流れをぶったぎって、式典をやらなくても・・・」
と当日プログラムを見たときは思ったけど、
実際はそんな違和感はありませんでした。
むしろ気持ちが盛り上がってよかったです。

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世界バレエフェスティバルガラ7

ここまで間があいてしまったら、もはや意地の覚書
友人宛のメールに書いたものをほぼコピー&ペーストするしか方法はない。

●白鳥の湖第2幕より
シルヴィ・ギエム/ニコラ・ル・リッシュ

よかった。でも、アダージオ&コーダだけだった!
ニコラ&ギエムのソロがなし。短っ!って感じは否めず。
ギエムを観ることに集中してたせいもあり
(ニコラの白鳥王子は4月にみてるから)
ニコラ愛好家としては物足りない部分もあったけど。
大・感動、とまではいかないかもしれないけど、よかった。

なんか、ギエムのドキュメンタリーで観たみたいに、
ロシアとは趣を異にする造形美の極致!(サイボーグ?)
王子の助けを必要としない自立した白鳥(→皆が口を揃えて言う)
がみれるのかなーみますみます!と思ってたら、そんなことなかった。
いや、もちろん基本はギエムなんだけど、
なんか手の使い方に、か弱いさざめくような(?)感じが出ていて、
その手をニコラが本当に大事そうに、愛おしそうに包み込むってな感じで
案外情感がこもった繊細な雰囲気が出てたように思った。

タイツにポワントを履いたギエムの足の甲の形が本当に綺麗で・・・。
前々回のフェスの時とかは、そこまで見とれもしなかったのに、
「ギエムの“貴重な”ポワント&クラシックチュチュ姿」
ってなってから、「ありがたやー」って・・・。
つくづく、私も下世話な人間だ。

案外女性的な雰囲気の白鳥がみれたきがして満足。
ここでも客席の皆が集中モードになってたのか、
うざい咳払いとかは殆どなかったような。


●些細なこと
ポリーナ・セミオノワ/フリーデマン・フォーゲル

なんというかコンテンポラリーという感じのコンテンポラリー。
セミオノワ、足がギエムみたいにトリガラ!
キリアンほどは複雑ではないけど、
わりと2人がいろいろ絡み合って踊る感じ。
ロシアでバレエ教育を受けた人が、どうしてこんなに
わりかしいい感じでコンテンポラリーを踊れるのだろう。
古典からコンテまで、技術も表現力もすごいなー。

振付そのものに「おお!」ってのはそれほどないけど、
やっぱしポリーナの体型がすごい。
それ自体が十分に見どころとして成り立っている。
乳も目立たない衣装だったし(重要)。
そうすると私にとっては、本当に顔が小さくて、体も細くて手足長くて、
(体型的には)欠点がみあたらない、ポリーナちゃんに。

将来が楽しみというか、今後どうなるのだろうーという
感想を持ってしまう。
あのBプロのすごい黒鳥とか誰が教えたんだろう。
ベルリンに名教師はいるのだろうか?
誰が彼女を育てているのだろうか?
前回今回のコンテとか演目のアドバイスは、マラーホフがするのだろうか?
など、
「逸材を潰すな!」モードで、色々考えてしまった。

フォーゲル君も、ここではよかった。
・・・気がする。今となっては出っ歯のブラックスワンしか記憶になし。

●スターズ・アンド・ストライプス
アリーナ・コジョカル/ヨハン・コボー

この演目自体が、嫌いで嫌いで仕方がない私。
あと、なんでBプロとガラの両方がバランシンなんだろうって。
なぜ、2つ踊れないなら踊れないで
ガラはシンデレラにならなかったのだろう。

もちろんコジョカル自身はよかったと思う。
でも、あのコジョカルのきびきびと体を使う踊りと
バランシンの兵隊っぽい踊りがドッキングすると、
なんか私の好みではなくなって残念な限り。
という邪な心で観てしまったので、
足技をスパパパーンと決めるコボーに歓声があがっても、
「だから何?」という、醒めた目でしかみれなかった。。
申し訳ない。

●新世界
レティシア・オリヴェイラ/ズデネク・コンヴァリーナ

もうー最悪ー。
凡庸の極み。しかも長いし。
ロックフェスとかみたいに、会場が2つに分かれてて自由に行き来できればいいのに、
と本気で考えてしまった。


●白鳥の湖より黒鳥のパ・ド・ドゥ
ヴィエングセイ・ヴァルデス/ロメル・フロメタ

なんか色々振付や衣装が変わってて、会場の皆もぽかんとしてた気が。
オデットはどんな感じで踊られるのだろうか?

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世界バレエフェスティバル ガラ 6

●くるみ割り人形
イリーナ・ドヴォロヴェンコ、ホセ・カレーニョ

これもよかった。
カレーニョの衣装が、白地のサテンに昆布を貼り付けたような感じで
ちょっと残念だったけど。
もう少し、「コブラン織り」的な豪華な王子の衣装がみたかったー。

ホント、カレーニョの踊りって、
パートナーに対しての優しさ・思いやりがひしひしと伝わってくる。
女性の後ろに立って、女性が手を差し出す位置に、先に自分の手を出すとき、
「ほら、ここだよ」と言う感じで、目線と表情で
女性の手がきちんと置かれるようにすごく優しく誘導するの。
もちろん女性からは見えないのに!!
もし「自分がダンサーだったらパートナーを組みたい男性ダンサー」
ベスト5には入るー。

ドヴォロベンコは綺麗で美しい。
でも、一通り観た感想としては、
思ったより黒鳥も海賊もくるみも似たような印象だったなーということ。
まあ、どれもクラシックチュチュものだから仕方がないのかもしれないけど。


●エスメラルダ
タマラ・ロホ、イナキ・ウルレザーガ

B.スティーヴンソン が振付って書いてあるもんだから、
なんか全然違うエスメラルダなのかと思い、あまり最初は注目していなかった。
でも、タマラが登場したとたん、彼女の美しさに目を奪われる。
黒地に緑の衣装、そして舞台の背景色が赤。
エキゾチックというか、本当に己の長所を活かした演出に長けている人だ。

目線の使い方も、相変わらずうまくてぞくぞくするほど。
艶っぽさもあるから、ただ押し出しが強いだけの踊りになってなくていい。
ピルエットもくるくる~っと4~5回転してた(数え方が分からない)気がする。

あと、タンバリンをたたく見せ場のシーンは、
多分、タマラはそこをゆっくりやることによって、
バランスの強さをみせつけたかったのだと思う。
でも、音楽が減速せず進んでしまったので、少し音楽に遅れる形となり、
ちょっとバランスを崩した。
でも、なんとか持ち直して続けて、大きな拍手をもらっていた。

ちゃんと自分の見せ場を上手く作ってくれるので、
こっちもものすごく楽しめる。
全てのプログラムで見せる表情が違っていて、
タマラをますます好きになった。

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世界バレエフェスティバル ガラ 5

第二部

●眠れる森の美女
ディアナ・ヴィシニョーワ、ウラジーミル・マラーホフ

マラーホフに愕然とする。
できないんじゃなくて、手を抜いているだけだよね?
と問いかけたくなるぐらい、のパワーのなさだった。
そりゃ足音しませんよ、といいたくなるぐらいジャンプとか飛んでなかったし。
もちろん全てが端正で美しいんだけど・・・。

ヴィシニョーワは、もっとギラギラしているかと思いきや
意外と、落ち着いた感じ美しかった。
ダイヤモンドの時の方が、ねっとりしたオーラがすごかった。

マリインスキーの中では個性派なのかもしれないけど、
やっぱりヴィシニョーワはなんのかんの言っても
マリインスキーの人なんだなー。と改めて感じた。
ポーズの一つ一つが本当に美しい。手足も長いし。

踊れないものってないんじゃないだろうか?
あ、シルフィードとか似合わないかも・・・。
と思わせつつも、力技(良い意味での)で、
似合わせて納得させて、絶賛させちゃうのが
ヴィシニョーワなのだー。

●作品100 - モーリスのために
アレクサンドル・リアブコ、イヴァン・ウルバン

これは素晴らしくよかったー。
リアブコの青年!ってな溌剌とした感じと、
ウルバンの甘い雰囲気が少しずつ溶け合っていく様というか何というか・・・。
2人がすごく楽しそうに踊ってて、それが私に伝染したのだろうか。
ウルバンをガラだけのためにわざわざ呼び寄せた意味がわかりました。
すごく情感というか雰囲気のある人で素敵。
踊りは肩を組んだりとか、ちょっと照れくさくなっちゃうような感じ。
もう戻れないからこそ美しい幼い頃の思い出をみているような気分。
2人の笑顔で、私は幸せな気分になりました。
ベジャールへのオマージュ的な意味合いはわかったようなわからないような。

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世界バレエフェスティバル ガラ 4

●レ・ブルジョワ
フィリップ・バランキエヴィッチ

こういう衣装なのだろうけど、なんかネクタイが短い気がして、
それが気になって仕方がなかった。
シャツを出しているから相対的にネクタイが短く見えるのだ、
と気付いたのは途中からだった。
ヒゲがなかったので、少し若くみえた。

相変わらず演技もうまいし、技もすごいー。
なんであんなに踊れるんだろうー。すごいなー。
あげく格好いいー(要はそういうこと)。
完成された芸という感じだった。
一度観ている分、前回よりも「ダンス」として楽しませてもらった。

ただ・・・ただ・・・ファンとして言わせてもらうと、
「何度観ても100%面白い」という演目は、相当に難しいのかなということ。
会場も「噂のレ・ブルジョワが観れて嬉しい~」という人と、
「今回ももちろん良いけど、最初に観た時のあの驚きには及ばないな~」という人
両方いたんじゃなかろうか。
カーテンコールとかは、新味を出してくれるともっと嬉しかったなーなんて・・・
ファンというのは、なんて贅沢なんでしょう。。

あと例えば、ダメおじさんを演じるんじゃなくて、
願わくばカーテンコール時のスーツ姿で
びしばしああいう踊りを踊ってくれたら、悶絶ものだなあ・・・
そうだよ!同じ踊りをやさぐれサラリーマンとしてではなく
イケメンサラリーマンとして踊ってくれたらサプライズとしてよかったのにー
(それじゃ、演目が成り立たないけど、そんなの関係なし)
とあとからほんのり思った。

今度はいつ来日してくれるのだろう。
楽しみに待とう。


●海賊
マイヤ・マッカテリ、デヴィッド・マッカテリ

ホセ&ドヴォロベンコの海賊が鮮烈すぎて、
とくに男性に関しては、物足りない気がした。

マイヤ・マッカテリは、愛くるしい。
A、B、ガラとすすむにつれて
段々と好感度が私の中でアップした。
Aプロも疲れた最中だったから、印象としては強く残ってなかったけど、好感は持ってたし。
紺色の衣装もステキ。

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世界バレエフェスティバル ガラ 3

●ライモンダ
ガリーナ・ステパネンコ/アンドレイ・メルクーリエフ

私は、このライモンダを3回みたことになる。
タリスマン(?)というのを観てみたかったので、ちょっと残念だけど、
ライモンダは曲の旋律が美しく
それを聞いているだけで心が洗われるような気持ちになるので、
まあいいかと思う。

さすが、という感じでしっかり踊っていた。
「他には負けない!」みたいな派手さはなかったけど、
古典ならまかせて的な確固たる自信に裏打ちされた安定感のある踊りだった。と感じた。
女性に関しては、ボリショイとキーロフの違いは何となくわかるけど、
男性の方は「なんとなくボリショイの方が・・・・勇敢?」
ぐらいのイメージでしかとらえられてない。
ロシアのバレエを観るときはついつい女性を集中的に観てしまうし、
こないだ観たボリショイは、ツィスカリーゼで、あまり参考にならなかった。
なので、メルクリエフがキーロフ的なのかどうか
(もともとレニングラード国立にいた人だっけ?)はよくわからないのだが、
あの華奢な体であるにも関わらず、
綺麗に体の肉がついているステパネンコをリフトするとき危なっかしくないのは、
すごいなーと思った。
「どっこいしょ」「おっとっとー」「ヒヤリ」という感じがしない。

ステパネンコは相変わらず肌つやと肌の色が素敵。
エキゾチックな感じがしてよい(でも、役柄的にはフランスの姫だったけ?)

Aプロとは衣装が違った記憶が・・・。
Aプロはブルーで、ガラは白だったような・・・。
メルクリエフは同じ。

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世界バレエフェスティバル ガラ2

「水に流して」
アニエス・ルテステュ/ジョゼ・マルティネズ

幕が空いた瞬間「やったっ!」と、心が躍った。
ああ・・・私が観たかった、
そして私が愛してやまない
“可愛い”アニエスが、そこにいる・・・。

みつあみ姿のアニエス。衣装はベアトップで
下の方だけ何段かフリルがついた膝丈の黒のワンピース(ハリのある素材)、
そして素足。
ワンピースには花びらのようなものがついている。
ちょっと気難しげに、そしてふてくされながら(?)
片方のみつあみを編んでいるところから舞台は始まる。

そこに、人工芝のマットを持って、ジョゼがあらわれる。

登場時はいささか不穏なムードを感じさせる。
ニコラの事があるだけに、「小難しいコンテなのだろうか?」などと、
張り詰めた気持ちで、わたしは舞台を凝視する。

引き続き無音の状態が続き、ジョゼが人工芝を床に敷く。
それほど大きくもない人工芝の上に、
アニエスのドレスについているのと同じ花びらを、
はらりはらりとまきちらす。
その色彩の鮮やかさに、「ピナみたいー」とうっとりしていると、
いきなり音楽が鳴り出す。
すると一転して、物語が始まる。

ユーモア溢れるコミカルな踊りが次々と素早く繰り出されていく。
広い舞台の中、2人が使っているスペースは、ほぼ緑の芝生を敷いた部分のみ
(私の記憶違いだったらごめんなさい)。
それなのに決して私たちを退屈にさせない、
その動き、表情、そして2人の掛け合うさま。

アニエスは、パリでの通常シーズンにおいて、
クラシックとコンテを同時に踊ることはしない
(と、雑誌のインタビューって言ってた)。
すると当然アニエスの場合、クラシック組になってしまう。
でも、昔インザミドルとかをすいすい踊ってたわけだし、
(当たり前だけど)別にコンテンポラリーが苦手でも志向していないわけでもないんだよなー
と改めて強く思う。

ジョゼがアニエスのみつあみを持ったり、
アニエスを横にしてかかえたりとめまぐるしくポーズが変わっていく。
ジョゼのユーモアセンスは既に広く知られているところだけど、
それ以上にアニエスのファニーな表情、仕草が、とても効いている・・・!
もう、ほんっとうに可愛い。仕草の生硬さもうまいこと作用して、
まるで不器用な少女のようだ。
舞台装置のシンプルさが、今となっては不思議なほど、
幸せに満ち満ちた、饒舌な踊りだった。

とにかく繰り出される光景の鮮烈さに(私にとっての)圧倒されっぱなしで、
残念ながら振付を逐一言葉で再現することは難しいのだけど、
一言で表現するなら、マッツエック風?
(といっても私はアパルトマンの抜粋とジゼルぐらいしか観たことない)
という印象をその時に持った。

アニエスの可愛くて楽しそうな様に「ありがとうー」という気分になって、
そして幸せそうに踊る2人の仲に勝手に感情移入してしまい、
だーだー泣きながら、安らかな気持ちで舞台をみていたら、
あっという間に舞台が終わってしまった。

観る前は、「なんでアニエス達が2番目なの?」と、
ちょっと機嫌が悪かった。
でも観終わった後は、そんな気持ちがふっとぶくらい、
私にとって満足度の高いパフォーマンスだった。

会場も一気にこの演目で熱が入って、カーテンコールは3回。
カーテンコールもユーモアがあって、とても楽しませてくれた。
おじぎしたままのアニエスのみつあみをジョゼがひっぱりあげて、
姿勢を元にもどしたり、
ジョゼが、振付の中にあった横に抱えるリフト(多分・・)で、
アニエスを抱えてでてきたり、などなど。

私は、アニエスのどこが好きなのかというと、
チャーミングさや可愛さが、エレガントな踊りの端々に見え隠れするところなのだと思う。
だから、パキータの一幕とか、「可愛いー」と思うし、
多分ドンキとかもすごくチャーミングなのだろう。
「白鳥」とか「ダイヤモンド」とかでさえも、
そういう部分を探し出して愛でてしまう。

チャイコフスキー・パドドゥを観れなかったのは残念だけど、
この演目をみたら、その残念な気持ちも少しなくなった。
ただ、ガラの1回きりじゃなくて、
AプロもしくはBプロでこれを踊って、
沢山のお客さんに観てもらいたかったなーとは感じたけど!

あと、「ジョゼ、あまり観れなくてごめんー」と
少しすまなく思っていたが、
あとであんな粋なジョゼを堪能できるとは・・・!

ギエムのTWOといい、この「水に流して」といい、
性質は全く違うながらも、限られたスペースを使用して、
人の心や感性に訴えかける力を持っていて、すごいなと思った。

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世界バレエフェスティバル ガラ1

第一部
●チャイコフスキー・パドドウ
レティシア・オリビエラ/ズデネク・コンヴァリーナ

衣装はコジョカルよりこっちの方が好きだった。

ちなみに私のベスト・チャイパドは、「ルグリと輝ける仲間」
で踊ったドロテのもの。
こういう人は少数派かもしれないけど・・・。
どういうチャイパドが正当派なのか・・?とかは、よく知らないし、
テクニックの事もあまり詳しくないから、
醸し出す雰囲気とセンスで判断してしまう。
ドロテは、音との戯れ方、踊りの抑揚のつけ方の度合い
目線や顔の位置など、
一歩間違うとあざとくなっちゃうところのぎりぎりまで踊り、
ぎりぎりだからこそ、魅力的でとても私の好みだった。
「常にエンジン全開で音に乗って踊ってます!」って
感じにならないところが好き。

オリヴィエラは、ターンがすごかった。
あと可愛かった。でもちょっと踊りが古臭い?
コンヴァリーナもよかった気がする。
特にコーダ(部分)とか、2人とも疾走感にあふれてて、
爽快な気持ちになった気がする。
でも、2人とも「私たちは頑張ってあなたたちにすごいものをお見せしようとしています」
という気持ちが表に出すぎなように感じられて、ちょっと観ていて疲れた。
何でもさらりとこなすアニエス派の私としては・・・。

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世界バレエフェスティバル ガラ1

先にガラの感想にしちゃおうー。

当初の演目発表から、
私が楽しみにしていたものを狙い撃ちするかのような勢いで
パタパタと演目が変わってゆき
(→アニエス/チャイパド、ルグリ/オネーギン)
しかも当日「ダメ押しの一撃」で、オレリーのソナチネとコジョカルのシンデレラがなくなっている。

ちなみに、私の楽しみにしていた演目を挙げると
1. アニエス/チャイパド
2. フェリ/ジュリエット
3.    ギエム/白鳥
4.    ルグリ・オレリー/ソナチネ
5.    コジョカル/シンデレラ
6.    ヴィシニョーワ/「これが本家よ」の眠り
7.    バランキエヴィッチ/レ・ブルジョワ

という感じだった。
オペラ座が優雅にセンス良く踊るバランシンと、
チケットとったのに怪我降板で観られなかった、
コジョカルのシンデレラがみたかったという感じ。

あとは、フェリのジュリエットはもう絶対一生の思い出にする、
と最初から気合入れて決めにかかってたし、
ギエムの白鳥も同じニュアンス。


そこまで激しくは落ち込んでなかったのだけど、
それでもやっぱり
観たいベスト5中3つがなくなるのは、ちょっと切なかった・・。

ルグリの方は、Bプロと同じ演目だから、
「ああ、絶対オレリーかルグリに何かあったんだなー」というのがすぐわかった。
Bプロで、あまり堪能できなかった分、
どっぷり「椿姫」の世界に浸ろう・・・とすぐに気持ちを切り替えられる。

コジョカルの方は、どちらかというとシンデレラの方を踊ってほしかったなー。
実は私、コジョカルはてくてく素早く踊るのもまあ、好きだけど、
キラキラの古典で、優雅にアダージオを踊ってくれるのを楽しみにしてたから。
オネーギンは嬉し悲しのサプライズだったけど、
バランシンを2演目、しかも前回やったチャイパドと、
よりによって兵隊だもんー。

今となっては終わりよければすべて良し、なのだけど、
アニエス達の演目変更の理由は、結局わからなかった。
そんなわけで、
アニエス達の「水に流して」を観るまでは、
とにかく他の人がチャイパドを踊っているのを観るのが、
悔しくて仕方がなく、
つい、辛く(心の中で)あたってしまってた。
コジョカル、ごめんなさい。

そんなこんなでガラは、チャイパドにて幕を開けたのでした。

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世界バレエフェスティバルBプロ さっくり全体の感想

Bプロ・・・。

・サイドの席からだったので、演劇系の演目が堪能しづらかった。
・斜め前のおやっさんの頭がじゃまで集中力がとぎれた。

でもAプロより楽しめた。

・バランキエヴィッチの指を鳴らすシーン、背中しかみえなくて激しくショックを受けた。
・ポリーナの黒鳥がすごかった。
・カレーニョの海賊にしびれと震えがきた。
・ヴィシニョーワのダイヤモンド、「こうきたか!」という感じ。とてもよかった。
・ドリーブ組曲がすんばらしくチャーミングだった。
・フェリの沼地~。
・手ぬぐい投げが楽しそうだった。
 →こういう時は、定点観測で一人のダンサーに集中するか、
 まんべんなく観て、おいしいネタを拾うべきか、迷う。

あと、やっぱりネットで先に内容を知るのは私にとっては
結果的に良くなかった。
別に先入観を持ってみてしまうとかじゃなくて、
自分の好きなダンサーがけなされてるのを読むと、
「もうー何なのー」と憤慨したりして、
さらにあまり自分が興味ないダンサーに訳のわからない敵対心を抱いたりして(笑)、
狭い心で観てしまった。
「もう、コジョカルのチャイパド、あまり好きになれないっ!」とか・・・。
でも、見どころをきっちり押さえられるという利点もあるのかもしれないし、
うまくお付き合い♪という感じなのかしら。

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世界バレエフェスティバル・ガラ さっくり全体の感想

行ってきたー。
楽しかったというより、感動したー。
瞬間瞬間を目に心に焼き付けてきた。

●感動したもの
アニエス/ジョゼの水に流して
フェリのジュリエット
ギエムの白鳥
ウルバン/リアブコ
ジョゼのスパニッシュ
 
 ☆番外編
  バランキエヴィッチのフォーマル
  →こ、こんなサプライズを用意してくれていたとは・・・。
  
  「レ・ブルジョワ」のよれんよれんだるんだるんの背広姿から、
  一転して、皺ひとつないフォーマルへ。
  そのギャップ・・・・! 
  なんともウィットに富んでいるではないか。
  しかもあのルックス、スタイル・・・!
  日本人女子にその手を使うのは、反則です。
  あと、舞台上でインテリ眼鏡も反則です。

  あとは、「パーティー=フォーマル」という素直発想に、
  彼の真面目で素直で優しいお人柄を勝手に都合よくに見出したりなんかして
  さらに心を射抜かれてしまった。
 
  “スーツにスニーカー”とか、
  “フォーマルスーツにノータイ”とか、
  “タキシードを袖まくり”(byオダギリジョー)とか、
  アーティストはフォーマルをお洒落に着崩す的な発想に
  慣れきった身にとっては(雑誌とかで)、
  逆に新鮮で、かつ最強。
  (ハレの場では、あれこれ考えず着飾ったもの勝ちなのだなと納得)

  「レ・ブルジョワも2回目だと、やっぱりインパクトの弱さは否めないなー」
  と、ちょっとシケた気分になってたのが、それも直りました。

  今回の彼の隠し玉は、“これ”だったんだねー。と個人的感想。

  なんか、日本で独特のポジションを築きつつあるなーと思った。
  井戸端好感度(ネット上での感想とか)は、わりかし高いでしょう!
  佐々木さんにちゃんと伝わってればいいのだけど・・・。
  「マラーホフの贈り物」(もしあるなら)とか、ちょちょっと呼んでくんないかなー。

  そうなると、次何を踊るかが大問題だ。
  レ・ブルジョワ、三回目はないぞー。
  芸幅が広いのか狭いのか、どっちなのだろう。

フェスの感想を書く時間がない・・。

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あと数時間・・・・世界バレエフェスティバル Bプロ

あと数時間でBプロだー。
行く前に、一応期待度をメモっておこう。
Aプロは、「自分の感性に頼りたい」とネット断ちをしたけど、
ある程度ツボをおさえて、集中して観たいと思い、
今回はちょこちょこネットで評判を先に観たり、
友人から感想を少し聞いてしまった。
(うっすら目を開けて)
まあ、それを観たからってそんなに期待度は変わらないと思うし!
好きなもんは好き、嫌いなもんは嫌いだし、ということで。

●リーズの結婚 エレーナテンチコワ/バランキエヴィッチ
 →言わずもがな。

●海賊 ドヴォロベンコ/カレーニョ
→品格と円熟味のある海賊をみせてくれそう。
 前回の時のハーレムパンツ(?)の色が綺麗だったので
(カリブ海のようなブルーに、きんとうん(byドラゴンボール)柄)、
それだといいな。

●幻想~白鳥の湖より~ ブーローニュ/リアブコ
→全幕でみてみたい作品のうちの一つ

●チャイコフスキー・パドドゥ
→パートナーが変わって、前回とどう変わる?

●椿姫対決
→早く観たい~。

●ジュエルズ
→「マラーホフの贈り物」の、バレエ・インペリアルみたいになるのでは?
だとしたら、わりかし好きだ。

●ドリーブ組曲
→言わずもがな。オペラ座風が好きかどうかで評価が別れているみたい。
ということは、私は好きでしょう。

●三人姉妹
→友人に言われて期待するようになった。初めてみる、
タマラのドラマティックバレエ(マノンはみてないから)、楽しみだー。

●マノン沼地/フェリ
→これは、ネットで観て期待するように。
最初は、「また沼地―?」と思ってたけど。
なんか、今回のフェリは、「カルメン」「マノン」「ロミジュリ」と、
まさに最後のフェスであることを実感させられるラインナップだなあ。
私たち観客に、自分の18番を最後に目に焼きつけておいてもらおう、
というフェリからのプレゼントって気がする。してきた。

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世界バレエフェスティバルAプログラム オネーギン覚書

前回(第10回)フェスの「レ・ブルジョワ」でぐっと好感度がアップし、
「じゃじゃ馬馴らし」でその魅力にとことんまいってしまった
シュツットガルトバレエ団のバランキエヴィッチ君。
Aプロではお気の毒でさわやかな好青年扱いされてたにも関わらず、
Bプロ/ガラと踊っていくうちに、フェスにおける自分の居場所をしっかり確保した
良い意味で芸達者なダンサーだった。
そんで仕事のせいで2005年の来日公演に行けなかったから、
それから3年・・・今回のフェスは待ちに待った再会の機会(NBSさん、ありがとう) 。
あの包容力、爽やかさ、何気に高度なテクニック、
そして何よりチャーミングな芝居心・・・は、今でも健在なのだろうか?

そんなこんなで
オネーギン観たさにAプログラムは急遽2日間チケットをとったようなもの。
しかしただただ期待するばかりで、オネーギンでどんなシーンを踊るのか?という予習を怠ってしまう。とりあえず都会的な伊達男で、田舎娘を冷たくあしらうがその後云々・・・
という大まかなストーリーは知っていたが。
パンフレットには、「鏡のパドドゥ」
――タチアナの夢の中に、想い人オネーギンが出てくる。その際の踊り、とある。
それを読んだ限りでは何となく幻想的でロマンチックなシーンを想像しがちだけど・・・。

コジョカルが鏡に近づく。「鏡の中から現れるのね~」と思ってると、
バランキエヴィッチがやっと登場してくれるのですが、
顔が超怖い・・・。
10秒ぐらい舞台上の男性がバランキエヴィッチだと気づかなかった。
すごい悪人メイク。笑顔が見えない。そして笑い顔はさらに怖い。
私はもっと、魅惑的な伊達男っぷりが見られるものと身勝手な期待をしていたのだが、
どうやらそういうシーンではないみたい、とやっと気付く。
予習不足がここまで響くとは!
それにしてもこんなに怖い役なのかしら・・・。少々呆然としてると、
今度は顔にリボンがひっつくというアクシデントが・・・。今度ははらはらしてしまう。
全体としては、とにかく難易度の高いリフトがばんばん出てきたという印象しか残ってない。
あとは、過去のオネーギン役の人がどのような感じでこのシーンを踊ったのか知らないので、
観客にこういう印象(怖くて冷たい)を与える事を目的とした役なのか、
それとも彼独自の解釈により、このような形になったのかが判然としない。
こんな感じで1日目はとまどっているうちに終わってしまった。

どきどきしながら2回目のオネーギンを観る。
1日目疲れすぎてまたネットで少ししか予習できず。
でも明らかに2回目のほうが座席もセンターで見やすい。
昨日より悪人メイクじゃない気がして、ちょっとほっとする。
登場から流れるようにパドドウが始まる。

やっぱり昨日は席が悪かったのだ。昨日より魅力が胸にくる。
女心をたやすく操り、もてあそぶかのうような難易度の高いリフト。
とにかく現実離れした感じというか、スマートに軽々とリフトをこなしているので
まさに夢の中の登場人物であることが、
私の都合のいい解釈によると伝わってくる。
ジャンプして(技名調べるのが面倒なので割愛)腕を広げて彼女を迎えうつ。
歩み寄るタチアナ@コジョカル
――でも生身の感情の昂ぶりやぶつかり合いがあるという感じがしない
(タチアナ側には一方的にあるのだろうけど)。
そりゃ、じゃじゃ馬馴らしと違うわけですよ。

あとさらに感動したのがカーテンコール。
最後はコジョカルをリフトしてカーテンコールに応え、
普通の(笑)笑顔を見せてくれた。気がする。

確かにサポートの面で、ひやっとする場面もあったけど、
それでも即席のペアなのに、すごいなーと素直に思いました
(あ、でもフェリとの「じゃじゃ馬」も超即席だったか)。
ルグリはどう踊ったかとか観てないし、
過去の名演と比べてどうなのかが全くわからないのが残念。
ここまで怖くてここまで女性をぶんぶんふりまわすものなのか・・・とか。

あとは、前回(第10回)のコホウトコヴァみたく、
「3年前(第9回)の輝きはいずこへ?」という例もあるし、
とりあえず、Bプロでその魅力を再確認しよう。

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第11回世界バレエフェスティバル(8/5、6) Aプログラム カーテンコール

カーテンコール&感想

・ここでもヴィシニョーワ節が炸裂していて、楽しめた。
名前が「V」なだけあって、最後の登場&立ち位置はセンター
(「そういう名字に生まれてくるとは、やはりスター!」と私の友人が力説してて笑った)
  ↓レヴェランスの際に、アテレコして楽しもう!
 「会場の皆様、ダンサーの皆様方。わたくしのガラ公演のためにどうもありがとう」

・ザ・プリマは独断と偏見によりアニエスに決定~。 
 アニエスとコジョカル、パドドゥ組めちゃいそうな身長差。


・バランキエヴィッチが前回に続き、またしても半端もんみたいな扱いになってしまい、本当に可哀想。 皆1列に並んでやるカーテンコールの時なんて、

 コジョカル
 ↓
 コジョカルの少し後ろで優しく彼女を導くコボー
 ↓
 そのコボーの少し後ろで優しくコボー(&コジョカル)を送り出す、バランキエヴィッチ

ってことになってたよー。ひ~ん。
マリア・アイシュバルトさんの怪我は痛かったなー。
Bプロは、テンチコワさんが相手だから、
ペアで、しかも真ん中らへんでカーテンコールができるだろうから、すこし安心。
でもガラはどうなるんだろう。
前回どうだったっけ?

総じて、6日の方が、楽日だからだろうか、
微妙に観客もダンサーもテンションが高かった気がする。
私も同じく楽しめました。

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第11回世界バレエフェスティバル(8/5、6) Aプログラム 第四部

最後。第四部~


●「カルメン」
アレッサンドラ・フェリ/ロバート・テューズリー


見るも無残なおばさん体型になっているのでは・・・と心配していたフェリ。
なんか前回フェスよりむしろ若返ってない?とひと安心。
適度に肉のついたしなやかな体で踊るカルメンは、ラカッラとはまた一味違う。
でもどーんとは感動できなかった。
2000年に観たときの方が、圧倒的に強烈だった。
(それは多分、テューズリーのオールバックのせいとしておく)。
できれば、2000年にやったホセがたばこを吸うシーンをもう一度やって欲しかった。
それにしても、わりと冒頭の「ジャジャジャジャーン」と音楽が暗転(転調?)するところ、
いけないとは思いつつ、どうしても笑ってしまう。


●「TWO」
シルヴィ・ギエム


これがマリファントかーほぉーという印象(初見なので)。
今度グループ公演とかでまたギエムが踊る時があったら、みてみよう。
あんな狭い空間で会場を沸かせることができるなんて、
やっぱりギエムはすごいと思った。
舞台照明と振付が密接につながっていて、
やっぱりダンスって総合芸術なのねと優等生的感想。
演じ終えて喝采を浴びている時の、ギエムの笑顔がとても好き。


●「ベジャールさんとの出会い」
ジル・ロマン 他


以後、小道具禁止!(→「Pourquoi?」byジル・ロマン)
あと脇役の男性2人の作務衣姿にぐっときた。
ごめんなさい。あまりこの作品は気に入りませんでした。
5日は、この作品の存在をすっかり忘れていて、
「マノンだー」と思ってたら、いきなりジルが出てきてびっくり。


●「マノン」沼地のパドドゥ
ディアナ・ヴィシニョーワ/ウラジーミル・マラーホフ


ヴィシニョーワ、よれよれの悲劇のヒロイン。
自身の“あの”生命力を消していたのはすごいなーと思った。
好き嫌いはさておき、今一番脂が乗っているバレリーナではなかろうか。
そう認めざるを得ないパワーがある。私は基本的に好き。
それにしても、やっぱりロシアの人ってナチュラルな演技ができない宿命なのかしら。
真剣に演技すればするほど、様式美の追求、自己陶酔の極致みたいな、
私の好みからすると、少々滑稽な印象を抱かせてしまう。
その流れでカーテンコールが面白すぎ。
せめて3回目のカーテンコールは、声援にニコニコして応えてもマクミランは文句言わないのでは?
6日は背中にサポーターをしていた。
大丈夫かしら?とても不安。


●「ドン・キホーテ」
ヴィエングセイ・ヴァルデス/ロメル・フロメタ

まさにお祭り。
6日なんて2回目で、ここで来る!と分かってるのに、思わず声が出てしまう。
数ある中でも特にびっくりしたのは、
アダージオ部分のピルエット・片手サポートと、最後の空中放り投げ。
反面、バリエーションとコーダが意外と普通で(十分スゴイのだけど)それもまたびっくり。
ドンキは、最後のコーダで爆発というパターンが多いのかと思ってたので、今回は新鮮で楽しめた。
特に初登場組が、何をアピールしたいのかが不明瞭な、
中途半端なクラシックばかりを踊っていて(しかも体型似ている!)、
ちょっともやもやしてしまったので
(もちろん皆さんそれぞれに美点はあったし、
Bプロ以降でその印象ががらりと変わる可能性があるということは
前回のフェスで実感しているから、あくまで現段階での話。)
色々批判もあろうが、ここまでやってくれれば文句はなし。
ブラボー!!

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第11回世界バレエフェスティバル(8/5、6) Aプログラム 第三部

引き続き、第三部~


●「扉は必ず・・・」
オレリー・デュポン/マニュエル・ルグリ


5階で観たときは、肝心の扉の部分が見切れていてイマイチだったから、2日目に集中して観賞。
最初、冒頭のゆっくりしたシーンはいかにもキリアンっぽい感じだなー
・・・という感想にとどまっていた。
「キリアンの振付言語に私、飽きちゃったのかしら?時は確実に過ぎ去っていくものなのね・・・」
などと人生の無常を嘆いていた。
しかし、後半からはぐいぐいとユーモアも交え、魅せる展開に。
「キリアン大好き!」とまたもやファンに逆戻り。
いいなーこういうの。好きです。
あとオレリーのコメディエンヌっぷりが、かわゆい。カーテンコールにもひと工夫あり。


●「眠れる森の美女」
マヤ・マッカテリ/デヴィッド・マッカテリ


男性の方の、富士額が気になって仕方がなかった。
女性の方は可憐で想像していたより精密な踊りが観られて、楽しめた。


●「コンティニュウム」
ルシンダ・ダン/マシュー・ローレンス


一度クリストファー・ウイールドンの振付を見てみたかったので、
それなりに期待していたんだけど、わたし的には、いまいちでした。
ダンサーが普通だから?
ここで、気を緩めて英気を養いました。
ダンサー自体には好感を抱いていたので、ちょっと残念。


●「ライモンダ」
ガリーナ・ステパネンコ/アンドレイ・メルクーリエフ


ステパネンコの衰えてなさにびっくり。
肌のハリツヤがすごい。
ウヴァーロフの代役のメルクリエフは、ステパネンコとそんな激しく身長に差があるわけでもなかろうに、しっかりと彼女をサポート&リフトしていて感心する。
「姐と子分」みたいな雰囲気になるかと思ったら、
そんなこともなく、ゆったりと楽しませていただく。
メルクリエフ、顎が伸びた?


●「春の声」
アリーナ・コジョカル/ヨハン・コボー


こじかのようなコジョカル。本当に可愛い~。
中だるみムードがうっすら漂いかけていた舞台の空気が一気に華やぎ、
祝祭的ムード(といっても素朴な村祭りがイメージ)に彩られる。
コボーとのラブラブなかけあいも、観ていて幸せな気持ちに。
ピンクの花びらなんて素敵な演出だわ。
あの地面につくかつかないかの軽やかなリフトが絶品でした。
コボーは、おじいちゃんみたい。

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第11回世界バレエフェスティバル(8/5、6) Aプログラム 第二部

引き続き、第二部~


●「ロミオとジュリエット」より“バルコニーのパ・ド・ドゥ”
ポリーナ・セミオノワ/フリーデマン・フォーゲル


フェリのエイジレスなジュリエットも凄みがあるけど、
若い二人の演ずるロミジュリは、まさにこの年代でしか表現できないものを踊れていたと思う。
胸の谷間問題はさておき、よい意味で生々しい。そして甘い。
「恋」の喜びに打ち震える表現を初々しく演ずるポリーナちゃん。
そして、その上をいく初々しさ炸裂(と、私には見えた)のフォーゲル君。「
この子まだ恋することを知らないのでは」と思わされる、そのぎこちない演技すらプラスに作用してる。(それとも、ただ胸の谷間に恐縮していただけなのか?)
フォーゲルの踊りの特に上半身のしなやかさが目につく。衣装もいい。
ちょっとガラ用に演出を変えてるみたいだけど、あの最後、ちょこんと階段にジュリエットを乗せてあげるとこが好き。あとは、胸に顔をうずめるシーンにはどきどき。5日より6日のほうがぎこちなさも減ってた気がする。
甘酸っぱい気持ちにさせられた。二人の恋を覗き見しているような気分に。
この二人が黒鳥をどう踊るのか?特にフォーゲル君。楽しみになってきた。


●「エスメラルダ」
レティシア・オリヴェイラ/ズデネク・コンヴァリーナ

もう、何もなし。ごめんなさい。
バレエフェスでこの演目を踊るなら、それなりのものをみせてくれないと。技術があってあたりまえ、プラスどう魅せてくかっていう演目なのに、その技術は何よ。せめて「確実」レベルは保ってくれ。特に女性。アニエスのを前回みているぶんキツい。
男性の方はのびやかな感じ。あと髪型がいい。風になびくけど、乱れてない、みたいな。
裏事情はよくわかんないけど、本来Aプロで踊る予定だったチャイパドがガラに変更となり、代わりにアニエス達のチャイパドがなくなった。
アニエス命の私にとって、理性もふっとぶこの変更。私がアニエスのチャイパドを観たいと願う気持ちが天に通じ、ガラチケットを入手できたのだ、と信じてやまなかったのだが・・・。
現段階では殺意すら覚える(明らかに言いすぎ)。
絶対この人たちの方が表現力も技術もエレガントさも格下なのに、
アニエスたちの代わりにどんなチャイパドを踊ろうっての? 
このペアも一体何をウリとしたペアなのかが、不明瞭だった。
Bプロのドンキでそこんとこをはっきりしてほしい。でないと…いくら脅しても、私にできることはブーイングぐらい。ホント何とかしてほしい(本当に言い過ぎてすみません)。


●「オネーギン」第一幕のパドドゥ
アリーナ・コジョカル/フィリップ・バランキエヴィッチ


やっぱり、バランキエヴィッチはいいなー。本当に2日観てよかった。
2日観てやっと、この演目における彼の魅力に気づいた。
というか1日目はこれがバランキエヴィッチだって、登場時に気付かず、
前回のじゃじゃ馬とのギャップにとまどっているうちに終わってしまった。
二日目は、ようやく色んなことが見えてきて、惚れモード復活に。
6日のカーテンコールでは、コジョカルをリフトして出てきてくれた。
彼はとことん役者だわ。この遊び心溢れる演出。そうよ!そう来なくっちゃ!
私の心を沸かせてくれる。
ごめん。コジョカル好きなんだけど、全く観てない。
詳しくはフェス・バランキエヴィッチ版の項目にて。


●「ジュエルズ」ダイヤモンド
アニエス・ルテステュ/ジョゼ・マルティネズ


プリマとしてのキラキラ感はアニエスにまさるものなし!ホント優雅。
DVDの紫色のアイシャドーがとても綺麗だなと思ったんだけど、
今日はいつものベージュ系。それでも素敵。
しっとり優雅で完璧すぎて、一見「すごい!」って気付かない。
そのへんもいつものお2人通り。
しかもあの抜粋部分は、ダイヤモンド全体の中では「序章」という位置づけに近いのでは?
と私は感じているので、ダイヤモンドを通しで観たことがないと、
「なんか地味~」と感じた人も多いのではないかと思う。
しかし終盤の盛り上がり、アニエスのキラキラ感はものすごいから、
是非DVDを観て欲しい。
とにかく歩み寄るだけであの風格を醸し出せる人は、そういないと思う。
というか、AプロでチャイコフスキーPDD踊ってくれてもよかったのにー。
(しつこいね)
ダイヤモンドは来日公演で観たし、DVDも舐めるように観賞済みなので・・。
ただ、気のせいだとは思うけど、ジョゼが日焼けしていて、
あげくどことなく上の空な気がした。
Bプロのヴィシニョーワがどう踊ってくれるか楽しみ。気合入れるだろなー。


●「白鳥の湖」黒鳥のパドドゥ
イリーナ・ドヴォロベンコ/ホセ・カレーニョ


ドヴォロベンコの睨んだ時の白目! がこの演目のキモだった。
最近は(ってどの最近よ・・・適当過ぎ)
女としての魅力で王子を魅惑し陥落させるっていう解釈の踊り手って多い気がするけど、
この人はとにかく怖い。強い。分かりやすい。
悪の化身というイメージ。
ただそれもこれも、土台がえらい美人だから可能なのだろう。
普通の容貌の人がドヴォロベンコみたいな解釈で踊っても成り立たない気がする。
圧巻は32回転フェッテ。シングルオンリーで超高速。
逆に新鮮だった。もし、考えた上でそうやってるのだとしたら、賢い人だ。
カレーニョは、いつもどおり、優雅に決めるところは決める踊り。
ホント破綻のない人。大好きです。
6日の公演では、バリエーションだったかコーダだったか、
最後のポーズのシーンで、勢い余って後ろに「こてん」と手をついてしまう。
確かに“失敗”なのかもしんないけど、
「勢い余ったカレーニョ」だなんて、なんともチャーミングではありませんか!

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第11回世界バレエフェスティバル Aプログラム(8/5、6) 第一部

第11回世界バレエフェスティバルAプログラム8/5、6 第一部

5日、6日と二連チャンでの鑑賞。こんなことになるなんて思いもよらなかったから、嬉々としてチケットとってしまった。結局、トータル10時間??
平日のBプロはみられないかもしれないぶん、Aプロは堪能しとこうと焦っちゃったもので。あとは、バランキエヴィッチの「オネーギン」が観たくて。
1日目はE席サイド、2日目はB席センターにて。やっぱりどこに座るかって大事。特にコンテンポラリーに関しては圧倒的に伝わるものが違った。なんて基本を再確認しつつの感想を。


●「ラ・ファボリータ」
ルシンダ・ダン/マシュー・ローレンス


オープニングに(よくも悪くも?)相応しい演目・演者。好感度は高いけど、吸引度はそれほどでもない・・・みたいな。程よいテクニックと程よい感じのよさは伝わってきました。
どういう演目が得意でどういうものを魅せるためにこのフェスに来たのか? まあ、来年の来日の宣伝なんだろうけど。やっぱり初登場組はAプログラムだけじゃ、そのへんがわからない場合が得てして多いよう。具体的な内容に関しては、二回も観たのに覚えてない。 


●「7月3日 新しい日、新しい人生」
ニコラ・ル・リッシュ


ニコラ、痩せた~。4月のオペラ座の時も「顔、げっそり」と少々驚いたけど、
実感としてはそれ以上。オペラ座の公演で久々にニコラの踊りを観て、
改めて惚れ直したもんだから、世界バレエフェスには並々ならぬ期待を抱いていたのに(涙)。
ニコラが言ってたサプライズってこういうことだったのか?
おそらく、ニコラの娘さんの誕生に想を発したであろう作品。
私の勝手な解釈によると生を享け、鼓動が始まり、胎内をさまよい、生まれたという意味合いのことを表現したかったのだろうと思う。
ジェレミーの振り付けのクオリティを問うつもりはない。
私が望んでいたニコラが観られなくて悲しかっただけ。
生命の誕生を描いた振り付けなのに、ニコラの真骨頂とも言うべき生命力溢れる爆発的なダンスが観られなかった、その意味についてふと考えてみたり。
最後のでんぐりがえしは、さすがに意味がわからなかった。ってダンスの謎解きを脳内ではじめちゃったら、終わりよね。
でも、カーテンコールでニコラの笑顔がみられてよかった。5日に比べて6日は「ニコラ激励」モードの拍手が多かった気がする。

Bプロの椿姫とガラの白鳥に、超期待。そんで次回フェスは「シルヴィア」のアムールを熱望。


●「白雪姫」
タマラ・ロホ/イナキ・ウルレザーガ


こういうのが、「サプライズ」って言うの! タマラが素晴らしかった。彼女の女性的な表現力、そして技術。彼女の良い部分をあますところなく表現している踊りだ、と思ったら、彼女が初演の作品だという。なるほど。
振りと振りのつなぎが何とも優雅で、細部にわたって彼女らしいニュアンスがちりばめられている。上手い! そしてコーダでは、テクニック炸裂。ドンキではドゥーブルだったけど、やっぱりここからはやってくれるのね。48回転・・・?終わんないかと思った。しかもトリプルフェッテをがんがん入れてた。ぶんぶん勇ましく回ってて、愛くるしいことこの上なし。
変なネオクラシックみたいのを見せ付けられるのでは?とあまり期待していなかったので、嬉しさもひとしお。ここでようやく会場の温度がフェス仕様に。


●「椿姫」第3幕のパドドゥ
ジョエル・ブーローニュ/アレクサンドル・リアプコ


ショパンの生ピアノに、否応なくノイマイヤーの世界に引きずり込まれる。
やっぱり音楽の力は大きい。人から借りたビデオで1回、ルグリの公演で1回観ただけなのに、パブロフの犬みたいに感情移入できてしまう。
2人とも素敵。
ブーローニュ、大人の女性という感じ。黒髪が映える。二人の演技を観ながら、ルグリとルディエールの名演をついつい思い出してしまう。リアブコがブーローニュの衣装をさっと横に捨てるシーンに、踊りの型をかなぐりすてた、その瞬間の魅力がかいまみえて、瞬間的にファンになる。
しかし、リアブコがサボテンみたいに両手を「はっ、はっ」と二回上げる部分が、てんぱりすぎてて・・・まあ、てんぱりを表現したシーンなのだろうけど。二日間とも笑ってしまう。

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